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この前、人を拾いました
第5章 ①―4 視られてる?見られた!
家についたあと、レイはそのままお風呂に直行した。
私は台所に言って、水を飲みながら考え事をする。
レイは、
時々私の目をみる。
うん、私の目を見ているというより、
その先の何かを"視ている"という感じだ…。
レイを拾った日も
私の予定がないことを知ってたり、うちに物置部屋があるのを知ってたり…
あれはやっぱり知ってたんじゃなくて
"視てた"……?
あんまり、霊視だとかそういうのは信じない私でさえ、そう考えないと納得できないことがたくさんあった。
さっきも、
『それは俺か!?!?』
とか
『浮かれているな!?!?』
って言ってたけど……
女の子に囲まれているレイを見た私の記憶を
レイは
"視た"んじゃないだろうか…
そう考えると辻褄が合う……