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この前、人を拾いました
第44章 ⑤―4 倦怠期...?



「「うまいっ!!」」


二人は私の作ったカレーを頬張りながら、口を揃えると、お互いに顔を見合わせてまたにらみ合い始めた。



「それはよかったよかった!」




私はそんな雰囲気を断ち切ろうといつもより明るめの声でそういうと、二人はにらみ合いをやめ、再びカレーを頬張り始めた。



まったく…めんどくさいやつら…。




いつもならテレビを見ながらご飯を食べることが多いのだが、如何せん壊されてしまったので、カチャ…カチャ…と三人のスプーンの音だけが鳴り響く。



あ〜〜気まずい……




「「おかわり!」」


また声を合わせて二人が私にお皿を差し出す。




「お前さっきから俺の真似すんなよ!気持ちわりぃな!」


「気持ち悪いだと?!それは君だろう!!!」


「君って、お前年上に向かって何て口の聞き方だよ、あぁ?」


「またかっ!なぜ"兄"というのもはちょっと先に生まれたからってこんなにも調子乗るんだぁ!!」


「兄兄うるせぇなぁ!ていうか、みきのことパシっていいのは俺だけなんだよ!お前は自分でよそえ!」


ホントに

よくもまぁこんなに口が減らないというかなんというか…


「あーもう、分かったから……どっちもよそってあげるから静かにしてって」



どうして、私の周りにいる男ってこんなに世話が焼けるんだろう……



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