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この前、人を拾いました
第44章 ⑤―4 倦怠期...?
「ちょ、ちょっと待ってよ!決めてないって……じゃあ泊まるって言うの!?」
慌てる私にレイも何か言おうと口を開いた。
「レイは黙ってて!!」
ここでまたいらない争いをされるとめんどくさいので、そう先に釘をさすと、レイは無駄に口を開けたまま固まったあと、不満そうにして再びカレーを食べ始めた。
「何だよ。別に構わないんだろ?」
おお兄よ。
あなた様は『本音と建前』という言葉を知っているかね…?
「あ、明日は日曜日だからいいけど(良くないが)…月曜日になったらお兄ちゃんだって仕事でしょ!?」
「別に。こっから通えば良い。」
「そんな…っ…」
ちょっとそれはないでしょ……それに…
「ねぇ……、あの……はっ、華さんは…ここにお兄ちゃんがいること知ってるわけ?」