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第45章 ⑤―５ 兄と変人とそしてまた変人

「本当に…みきちゃんだってもう子どもじゃないのにね！」



「ア…アハハ」



本当にその通りだ。




「どうしたもんかしら…」


「そうですねぇ…」



しばらく二人で考え込んでいると、微かさにお風呂場のドアが開いた音がした。



やっやばい！
お兄ちゃん上がっちゃった！



「は、華さん！私、ちょっともう切らなきゃ…！お兄ちゃんがお風呂上がったみたいで。」



「あら、そうなの…なんかごめんなさい、気を使わして。」



いえいえと答えて電話を切ろうとしたその時、華さんが、あの…と言葉を続けた。




「もし良かったら何だけど、みきちゃん、〇△商店街ってわかる？ちょっと遠いからあまり買い物には行かないかもしれないけど…」



〇△商店街…って


まさに私がハワイ旅行のために通いつめている商店街じゃない！