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第47章 ⑤―７ 兄夫婦とクリームソーダ

「待ちなさい！！！！！！！！」



立ち尽くしていると隣から、大きな声がした。



えっ……


今のって…



隣を見ると、さっきまで黙っていた華さんが肩で息をしながら立っていた。



店内の人がその声の大きさにびっくりして、一斉に華さんを見ていて、お兄ちゃんもドアの寸前で足を止めた。



「は、華さん……？」



初めて見る華さんの興奮した様子に驚きを隠せずにいると、華さんはそのままツカツカとお兄ちゃんの方へ近付いていった。



「っんだよ、まだなんかあんのかよ！！！」




店内のみんなが…

あ、いや、“クリームソーダに夢中の変人一人を除く” みんなが注目する中、お兄ちゃんは華美さんの方に目を向けて注目した。