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第47章 ⑤―７ 兄夫婦とクリームソーダ

「私の……」



床を見ながら小さく華さんが呟く。



「あぁ？なに？」



強気なお兄ちゃん。


すると、華さんはガバッと顔を上げて



「私の話を聞けって言ってんのよ！！！！」



といってお兄ちゃん頬を豪快に平手打ちした。








「えっ！？！？？！？！？！？」






驚いたのは私だけじゃない。


華さんが平手打ちをしたのと同時に店内も「おぉ」と声が上がっていた。



うっそ……っ！


これどういう状況！？！？




お兄ちゃんも打たれた頬に手をあてながら、目をまんまるくして華さんを見た。





「さっきから私が話そうとするとベラベラベラベラしょうもないことばっかり、言って…何が『聞いてやるから話せ』よ！！！！バカじゃないの！？」



は、華さんって本当にしたたか…っていうか…なんか普通に「強い」って感じだ…。