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第47章 ⑤―７ 兄夫婦とクリームソーダ

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「じゃあ、ご飯食べなかったのも悪阻がひどかったからってことですか？」



「そうそう、あともう考えられないくらい眠くなっちゃってね…これも妊娠初期症状みたいなんだけど…だから、ご飯も作れない日があったの。」



結局、華さんはお兄ちゃんに飽きたから様子がおかしいだなんてのは、全くの事実無根だったわけである。



それにしても……



「お兄ちゃん…普通妻がそんなに悪阻に苦しんでたら気付くでしょ…」




項垂れるお兄ちゃんに向かって言うと、うっせぇなぁ…と照れたようなばつの悪そうな顔してお兄ちゃんが言葉を返した。





「それで男が出来たんだろなんていっちゃって…ふふ、本当に恥ずかしいっ」



いつもやられている仕返し。



少し上から目線でいってやっていい気味だ。