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第47章 ⑤―７ 兄夫婦とクリームソーダ

「わ、悪かったよ…」



お兄ちゃんも完全に華さんの流れに持っていかれている。




お兄ちゃんが謝ったのを聞くと、華さんははぁ…と大きく肩を下ろした。



これって…？







「まったく……もうすぐお父さんになるっていうのに。」





ん………？



お父さん……？



お父さんになる…？


って………




「「えぇえ！？」」



少し離れた場所で私とお兄ちゃんが口を揃えた。





そんな私たちの様子をみた華さんはフフフと笑っている。






「やっぱりあなたたち兄妹ねっ。」




いや……
そ、そんなことよりっ…





「ハハハハハハハハっ！！！だから、言っただろう！！！！お前は愚かだ！！！！」




クリームソーダを３つ飲み干してご満足のレイは大きく笑いながらお兄ちゃんを見た。