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第57章 ⑥―７ 26th Birthday

12月25日、当日。




「ふわぁぁあああ」




私は会社で大きな欠伸をしていた。



やばい……頭ガンガンする…





「草野！これ今日中に…って…わぁあっ！」





ドサッと私の机に資料を置いた部長は、私を見るなり驚いた顔をした。


あぁ…頭痛い。大きな声出さないでよ…




「なんですか…」


頭痛により苛立ちから、私はギロッと部長を睨み付けた。




「いやっ……大丈夫か……なんかお前…顔が…」



「あー部長ー！大丈夫ですよーちょっとみきちゃん最近寝てなくて。ねぇ？」




隣から百合子先輩の声がすると、私の顔を笑顔で覗きこんだ。




「そっそうか…じゃああんま無理すんな…田村！手伝ってやれ！」




そう言って部長は足早に去っていった。