この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この前、人を拾いました
第57章 ⑥―7 26th Birthday
「えっ、いや、いいっ……んんん」
レイは白い顔を私に近付けて、抵抗する私の唇をふさいだ。
クチャ…クチャ
ヌチャ…
生クリームで甘くなったレイの唇から舌が、ゆっくりと私の中に侵入してきてどんどんと私を溶かしていく……
「ん……んっはぁぁ…はぁ」
突然離された唇に、物足りなさを感じながら、レイを見つめた。
「うまいだろ?」
舌で唇を舐めながら得意気に見つめ返してくる。
「う…うん……」
うまいだろって…私が作ったんだけどっ…
「ハハハハハハハっ!」
そこにはさっきまで弱々しく泣いていたとは思えないほど、元気な……いや、いつも通り変人なレイがいた。