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この前、人を拾いました
第57章 ⑥―7 26th Birthday
「ふふ……ふ、ふははははははは」
堪えきれなくなった私の笑いは止まらない。
「どうした、めいちゃん!!!!!」
叫ぶレイが面白くて、私はさらに笑いが止まらなくなってしまった。
視界に入る真っ白いレイは、生クリームまみれでよく分からない。
でも、少し不服そうな顔をしたあと、何か思い付いたような顔をしてニヤリと笑った。
ギクッ
その意味ありげな笑みに私は笑うのをやめて、食べ物を出そうと冷蔵庫に向かった。
「まてぇえ!!!!」
「ぎゃぁっ!」
レイは、すばやく行こうとした私の腕を力強く掴んだかと思うと、勢いよく自分の方へ引っ張った。
「いたいっ!脱臼するっ!」
「うるさぁあいっ!!食べてみろと言ってるだろ!」