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この前、人を拾いました
第63章 ⑦―4 彼はやっぱり彼な訳で


そして、今、鉄道ファンもびっくりなほどレイは目を輝かせて車内を見ている。




はぁと大きく溜め息をついていると


「マルバツランド前~マルバツランド前~」



と気の抜けたアナウンスが流れた。




あ、ついた。



「レイ、次降りるよ。」



キョロキョロしているレイの服を引っ張ってそういうと、そうか!といって私に微笑んだ。




っ……ダメだ、私この笑顔にホント弱い。





学ばない人というのは、私のようなことを言うんだろう…。




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