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この前、人を拾いました
第66章 ⑦―7 ヒーローは変態で変人で甘え上手
「うん…」
「…訳分かんないこと言われるしっ…」
「うん…」
「胸っ…たくさんの人に触られてっ…」
「うん…」
珍しく、レイは静かに相槌を打っていた。
この人の腕の中は…どうしてこんなに安心するのかな…
「よしよし…」
レイは、そういいながら、私の頭を撫でると、ゆっくりと優しいキスをしてきた。
そうよ…
変人だけど…レイは、何だかんだ私の事を想ってくれてるじゃない…っ
弱点なんか…見つける必要ない。
どんなに担がれたって私──
「これからは僕から勝手に離れるなっ!!」
────────はいっ!?!?!?!?!?!?