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この前、人を拾いました
第72章 ⑧ー3 金髪レディーにご注意下さいっ!?
「『大好き』って言って」
「はっ??」
何こいつ。
完全に調子乗ってんじゃん。
「『もうレイしか見えないよ。早くセックスした──」
ビンタって
本当に便利。
その後、頬を私の手形で真っ赤にしたレイは、ウルルを登る上での注意点をかなりムスッとした態度だったが教えてくれた。
「意外と…高いのね…」
っていうか…なんだかこれって登る道のようには見えないっていうか、急っていうかっ…
登山(?)口で見上げながら、私は溜め息をついた。
「ハハハハハっ!毎年3人くらい死んでいるらしいからゆきちゃんも気をつけろっ!」
「えっ…」
うそだろっ…
さぁ〜〜〜っと血の気が引いていくのが分かった。
そんなこと行っている間にレイは長い足でズンズンと進んで行く。
命綱はあるけど、ただ鎖が上から足れているだけ…それを掴みながら行くって…かなりワイルドなんだけどっ!?!?!?
高さ300メートル以上…
そんな東京タワーほどもある岩を、登るって本当に大丈夫なのっ!?