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この前、人を拾いました
第79章 ⑨ー1 ドライバーはクレイジー
ぴょんぴょんとウサギのように跳ねて、外へ飛び出したレイを見ながら、私はため息をついた。
落ち着きがないこども。
見ているだけで疲れる人というのも全く珍しいものだ。
「神の腕で抱かれたら死ぬことはない!!もう君は安泰だ!!!ハハハハハっ!」
来たこともない私の実家で大声を出すレイ。
しかも私より先に玄関に向かっていくなんて、全く結婚の挨拶という緊張感がない。
しかも何を言っているの?
というか、誰に言ってるわけ?
訳がわからないまま、私はそろりそろりと実家の玄関へと向かった。
「ハハハハハっ! ただの天使だなっ! そんなに嬉しいかっ!高いの高いの、とんでいけぇええええ」
「なっ、おいっっ!!!お前何してんだ!!!本当に飛んで行ってるじゃないかっ!」
久しぶりに聞くこの怒鳴り声。
この声を聞くと思わずビクッとしてしまうのは治せない。
「お兄ちゃん…」
あなたも帰省してたのね…。
「おい!!!みき!!!このバカを止めろ!!このままじゃ美咲が死ぬ!!」
帰って早々怒鳴れることは覚悟してたけど、ところで美咲??って…
「バカが!!やはり“兄”というふざけた生き物は父親になってもバカだな!!!ハハハハハっ!!」
「なんだとっ!?いいから娘を返せ!!!」
落ち着きがないこども。
見ているだけで疲れる人というのも全く珍しいものだ。
「神の腕で抱かれたら死ぬことはない!!もう君は安泰だ!!!ハハハハハっ!」
来たこともない私の実家で大声を出すレイ。
しかも私より先に玄関に向かっていくなんて、全く結婚の挨拶という緊張感がない。
しかも何を言っているの?
というか、誰に言ってるわけ?
訳がわからないまま、私はそろりそろりと実家の玄関へと向かった。
「ハハハハハっ! ただの天使だなっ! そんなに嬉しいかっ!高いの高いの、とんでいけぇええええ」
「なっ、おいっっ!!!お前何してんだ!!!本当に飛んで行ってるじゃないかっ!」
久しぶりに聞くこの怒鳴り声。
この声を聞くと思わずビクッとしてしまうのは治せない。
「お兄ちゃん…」
あなたも帰省してたのね…。
「おい!!!みき!!!このバカを止めろ!!このままじゃ美咲が死ぬ!!」
帰って早々怒鳴れることは覚悟してたけど、ところで美咲??って…
「バカが!!やはり“兄”というふざけた生き物は父親になってもバカだな!!!ハハハハハっ!!」
「なんだとっ!?いいから娘を返せ!!!」