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第80章 ⑨ー2　もちろん、そんなスムーズにいく訳はなくて

「あのレイくん……息止め選手権？ ってどういうこと？」


みんなが抱いている疑問をはなさんが代表してレイに尋ねた。



「さぁ！！！！」




驚愕のレイの答えに、みんなが、「え」と声を揃えた。




「僕は別にそんなこと、するつもりなかったけどね。突然黙り込んだから！！！いやぁまさか、息止め選手権が突然スタートするなんてこの神である僕ですら予想出来なかったヨ！！！！」



「「「「「──────……」」」」」



「まぁ、突然始められても勝つのは僕だけどな！！！！ハハハハハッハ！！！！おおお？？　やっぱ君はかわいいな！！天使だ！！！」






そう言って、再び美咲ちゃんの方に行き、抱きかかえるレイ。






「………こいつ…ヤバすぎ」




……お兄ちゃんの言葉に激しく同意…だ。