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この前、人を拾いました
第80章 ⑨ー2 もちろん、そんなスムーズにいく訳はなくて



どうやら、あまりにもお父さんが黙っているから、レイはお父さんに息止め勝負を持ちかけられたと思ったらしい。


いやいや…そんなわけ…



「そんなわけがあるかぁあああああ!!!!!!!」



バンっっっっっっっっっ!という机を叩く激しい音と共に、お父さんが声を荒げる。


それと同時に、レイの腕にいた美咲ちゃんが、ふぇっ…と小さく泣き声を出した。


「……っ、お父さん」


私の制止虚しくお父さんは、勢いよくレイに向かって行く。


危険を察知したのか、はなさんは、レイの腕の中で泣きそうになっている美咲ちゃんを受け取った。




「まず……」



お父さんの声だけが、部屋に響いている。





「名乗らんかい!!!!!!!!!!!」


「っっぐ!!!!」


「レっ、レイ…!!!」



お父さんに勢いよく叩かれたレイに私は駆け寄る。




「ちょっと、お父さんッ…!」



それと同時に、お母さんがお父さんを止めにいった。



「何が息止め選手権だっ!!!!! 訳の分からんことを言いやがって!!!!」


……それはホント、ごもっとも…


痛そうに頬を擦るレイの傍で、はぁ…と私はためいきをついた。




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