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この前、人を拾いました
第80章 ⑨ー2 もちろん、そんなスムーズにいく訳はなくて


ほーらね。

この状況で婚約者の父親に言い返すなんて、レイしか出来ない技だ。




「言っている意味が分からん!!!」


「そっちこそ意味が分からない!!!!」


「っ……大体息止め選手権なんぞしてないし、する訳が無いと言っているだろうが!!!!!」


「そんなのは僕は知らない!!!!!」


「いいから名乗れ!!!!!」


「僕は神だ!!!!!!!!!!!!」






あーあ


だーめだこりゃ。





「まぁ落ち着いて、お父さん…。ほら、苗字が『神』っていうのかも知れませんよ?」


「ばかやろ!!!そんな訳あるか!!!」


はい。そんな訳ありません──…


プンプンしているお父さんをお母さんは、宥める。
同じように、私はレイの事を宥めていた。まぁ、無意味だけど。



「お父さん…突然ごめんね…。

彼の名前は…西園寺れ──…」


「フルネームを言うな、れなちゃん!!!!!!!」


「……え…いや…」



こんな時まで!?!?!?


そう、彼は、「西園寺 礼二」という韻の踏んでいる自分の名前を嫌っている。

だから、フルネームで呼ばれることを、「え、そんなに?」とこちらが引くほど嫌がるのだ。
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