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この前、人を拾いました
第9章 ①―8 そして何も言わずに
私はっ……
「好き・・はぁあ……っんんっ…
レイの事…
好き……あああっ…──」
そういうと、レイは私の中に入って来た。
クッ…と顔を歪めたレイの余裕のない表情に、胸が締め付けられた。
そして、ふっと優しく笑って私のことをみつめる。
「っ……良かった……くっ……
僕も
はぁ……
みきちゃんの事
好きだよっ……」
ああ……
ジワジワと、波が私を襲う。
と、いうか……とレイは言葉を続けた。
「僕はずっとっ……
そうやっていってるじゃないか……っ」
「レイっ……」
こんなにも快感を感じたのは初めてだった。
「好きっ……ああっ……いっちゃぅっ・・・イっちゃうよっ…レ……っあああっ…──」
「はぁっ…」
そして
私たち二人は同時に果てる。
恍惚の中
この前
レイを拾って良かったと
心から思った。