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第90章 ⑩—３ 二人の未来予想図？

抱き締めることで誤摩化そうとされているけどそんな訳にはいかない。



「それは、嬉しいけど……いらないっていうのはっ…」



聞くのが怖い。



でも夫婦で、ここの認識が違っていたら、絶対にいけないことだと思うし……



「出来てもいいけど、とかそういうことではなくて……全く欲しくないって…こと？」



ゴクリと唾を飲む。



そして、レイは、うん、と返事をした。




「っ───…」




思考が停止して、動けない。



真剣に考えたこともなかったことが、突然現実の問題となって、私の目の前に表れた。