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この前、人を拾いました
第94章 ⑩—7 人生っていうものは、本当にサプライズ続きで…


「ひゃっ……」


「えりちゃんっ……!大丈夫かっ…!」


「はーい、旦那さん、大丈夫ですから、離れてて下さいね〜」



お医者さんにそう言われて、レイは、ムッとしながら用意されたイスに座り直した。



「大丈夫、大丈夫、ちょっとジェルが冷たかっただけだから」




まだ不安そうな表情を見せているレイに、うふふと周りにいた看護婦さんが笑った。



「うん。元気ですね〜。心臓はしっかり動いているし…2ヶ月目の検診は異常なしですね」



私のお腹に超音波の機器を当てながら、先生がそう言った。



そして、その言葉に、レイが大袈裟に息を吐く。


全く、恥ずかしいったらありゃしない。



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