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第94章 ⑩—７ 人生っていうものは、本当にサプライズ続きで…

結婚して1年。


この前妊娠が分かってから、柄にもなく心配しちゃっているレイが最初は面白かったけど、最近はあんまり大袈裟に心配するから、うざったい。


まぁでも…いいパパになってくれそうだからいいんだけど。



そう……私はママに、そしてレイはパパになる…。


みなさん、信じられる⁉︎




「ゆりちゃん…よく頑張ったなっ…！」



「別にそんな頑張るようなことはなかったけど…」


笑いながら、レイの手を握る。


まるで今出産したかのようなレイの言葉がおもしろい。




「ん…？　ちょっと待てよ……」




「なっ、なんだっ……！！！」




ガッシャーーーーーン




超音波検査を終えようとした先生のいぶかしげな声に、レイは近くにあった小物の乗ったトレイを盛大に倒しながら、声を荒げた。