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SEXYSIX~60日の合体合宿~
第12章 ユキの覚醒-2
時間になり、照明の消えたキッチンに行くと、薄暗い中でレイが椅子に座っていた。日中はこのキッチンで、シェフが私たちの食事――性欲増強メニューを作っている。夜には退勤しているから誰もいない。そうはわかっていても、こんなところでセックスをするの……?と、経験の乏しい私は戸惑う。
奥田黎は私と同じ18歳。大好きなモデラートの森川奏介も同い年。私とレイと奏介……、同じ18年間に生きてきた人生が、あまりにも違い過ぎる。レイは本当に可愛い顔立ちなのに、どこか掴めない空気を纏っているし、ナナは怖かったと言っていた。
「こんばんは、お嬢様」
椅子から立ち上がったレイがゆっくり歩み寄って来て、抱き締められた。夕食の前にはあんなことを言っておいて、少し怖気づいている私は、身体をこわばらせてしまった。威嚇されているわけではない、睨んでいるわけでもない……、なのに、なんだろうこのレイが放つ独特な空気は……。
蛇に睨まれた蛙のようになってしまう、得体の知れない怖さ……
これが、奥田黎の怖さなんだ……。
「……こんばんは」
恐る恐る顔を上げて応じながら彼を見つめると、いきなりディープキスが始まった。まるでスイッチが入ったかのように卑猥な空気でいっぱいになったレイは、熱く舌を絡めて私の口内を侵していく……。
「んっ、んんっ……」
そんなに乱暴なわけではない。けど甘さや羞恥心や焦りは微塵も感じない。余裕だな……と、そんな風に感じた。とにかく慣れているし、動揺なんて全くない人……。キスをしながら胸やお尻をまさぐる手付きも、まるで仕事をしているかのように手慣れている。まぁ、確かにこれも今の私たちにとって仕事の一つなんだけど。
「……舐めてよ」
「えっ……?」
唇と身体を離したレイがいきなり言った言葉に、耳を疑った。
「滅茶苦茶にして欲しいんでしょ?」
「う、うん……」
「じゃあ滅茶苦茶にできるぐらい勃たせて、フェラで」
そう言いながらズボンを脱いだレイ。どうしたらいいのかわからず私は立ち尽くす。
「まだ半勃ちぐらいだからさ、フル勃起させてよ。ユキが」
羞恥心を感じない卑猥な言葉の連発に、全身が熱くなる。できるだろうか、私に……。
奥田黎は私と同じ18歳。大好きなモデラートの森川奏介も同い年。私とレイと奏介……、同じ18年間に生きてきた人生が、あまりにも違い過ぎる。レイは本当に可愛い顔立ちなのに、どこか掴めない空気を纏っているし、ナナは怖かったと言っていた。
「こんばんは、お嬢様」
椅子から立ち上がったレイがゆっくり歩み寄って来て、抱き締められた。夕食の前にはあんなことを言っておいて、少し怖気づいている私は、身体をこわばらせてしまった。威嚇されているわけではない、睨んでいるわけでもない……、なのに、なんだろうこのレイが放つ独特な空気は……。
蛇に睨まれた蛙のようになってしまう、得体の知れない怖さ……
これが、奥田黎の怖さなんだ……。
「……こんばんは」
恐る恐る顔を上げて応じながら彼を見つめると、いきなりディープキスが始まった。まるでスイッチが入ったかのように卑猥な空気でいっぱいになったレイは、熱く舌を絡めて私の口内を侵していく……。
「んっ、んんっ……」
そんなに乱暴なわけではない。けど甘さや羞恥心や焦りは微塵も感じない。余裕だな……と、そんな風に感じた。とにかく慣れているし、動揺なんて全くない人……。キスをしながら胸やお尻をまさぐる手付きも、まるで仕事をしているかのように手慣れている。まぁ、確かにこれも今の私たちにとって仕事の一つなんだけど。
「……舐めてよ」
「えっ……?」
唇と身体を離したレイがいきなり言った言葉に、耳を疑った。
「滅茶苦茶にして欲しいんでしょ?」
「う、うん……」
「じゃあ滅茶苦茶にできるぐらい勃たせて、フェラで」
そう言いながらズボンを脱いだレイ。どうしたらいいのかわからず私は立ち尽くす。
「まだ半勃ちぐらいだからさ、フル勃起させてよ。ユキが」
羞恥心を感じない卑猥な言葉の連発に、全身が熱くなる。できるだろうか、私に……。