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飴色トライアングル【完結】
第13章 ドキドキが止まらない!
みどりさんはそう言ってくれるけど
ほんとにいいの?
チラッとヒロシさんの顔を眺めた!
ヒロシさんがオーナーだもの
いくらバイトを頼んだっていっても2日も休んだら大変でしょ?
クスッ…「ヒロシが休ませてあげようって」
コクン
大きく頷くヒロシさん!
いいの?キャハ─やった!
じゃ千秋に島を案内してあげられる。
シュノーケリングや水上バイクの体験ってまだ予約出来るかな?
「ほら、これ予約しといたからお友達と遊んで来なさい…」
え、……え?
テーブルに置かれたチケット2枚
水上バイク?─貰ってもいいの?
「美緒ちゃんは2日あってもシュノーケリングは出来ないと思ってバイクにしといたわよ」
うん、確かに─そもそも泳ぎが苦手だから
え?……ちょっと、それって酷くない?
「出来るの?シュノーケリング」
「……たぶん、出来なぃ」
「でしょ?」アハハ
もう、みどりさんったら…
でも嬉しい!
思いがけないサプライズにテンションが上がる。
楽しみだな。
フフッ…千秋には内緒にしとこ
今度は私から千秋にサプライズ
きっと喜ぶよ。
この島に来て初めてだな!
水上バイクなんて。
インストラクターの後ろに捕まってればいいんだから、こんなに楽なものはないよね。
良かったバイクで─
あ、じゃ早く帰って探さなきゃ─水着
っていうか、そもそも水着持ってきたっけ?
最低限の物だけ持って出なかったから
もしかして…捨てちゃったかも
どうだったっけ?
ガタン─
マンションを出たときの記憶を必死に辿る。
「ごちそうさま」
もういいの?─うん
帰って探さなきゃ
「おやすみなさい」帰るね!