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愛されたいから…
第13章 南郷と大地の怒り
少し俺が落ち着くと、南郷さんと2人でシャワーを浴びて2人で裸のまま南郷さんのベッドに入る。裸でしか眠れない俺を最近は南郷さんがちゃんと理解してくれている。
冬なのに、俺にぴったりと寄り添ってくれる南郷さんの身体が暖かくて気持ち良くて、俺の目の前にある南郷さんの広い胸板が羨ましくて俺は南郷さんの胸を撫でるようにして触ってみる。
『まだ、物足りないか?』
ニヤニヤとした南郷さんが俺の頬に軽くキスをして来るから俺は
『違います。それにこれ以上されたら明日の映画がまともに見れなくなっちゃうよ。』
と少しそっぽを向いてみた。南郷さんはそんな俺の顔を無理矢理に自分の方に向けてから
『他を見るな、俺だけ見てろ。お前は俺だけに我儘になればいいんだ。』
と強く響く言葉で俺に言ってくれる。俺は南郷さんの恋人として南郷さんに少しくらい我儘を言っても、当たり前のようにそばに居てもいいんだと、南郷さんが自信がない俺に俺だけの自信を付けてくれているんだと感じていた。
『龍平さん…。』
そう笑顔で言った俺にキスをして
『おやすみ。』
と俺の頭を自分の胸に引き寄せて南郷さんが言ってくれる。このまま、ずっと眠っていたい…、そう思えるくらいに幸せで穏やかな眠りに俺は堕ちていた。
翌朝は、夕べの鍋の残りで作った雑炊を朝ご飯に食べて、少しコーヒーを飲んだりとしてゆっくりとしてから俺は南郷さんと出掛けていた。
新宿で映画…、少しはしゃぐ俺を愛おしげに南郷さんが見てくれる。手とかは繋げないデートだけど、振り返ると必ず南郷さんが俺のそばに居るのがわかるからそれだけで俺は満足してしまう。
映画館では軽い昼食を兼ねて、ホットドッグやジュース、定番のポップコーンを買って2人で並んで座席に座る。
薄暗い中、映画が始まって映画は楽しいんだけれど、肘掛けにあった南郷さんの腕に俺の腕が当たると俺はそっちが気になって慌てて自分の腕を下げてしまう。
なのに南郷さんが映画を見ながら俺の腕に自分の腕を絡めて来て俺の小さな手をしっかりと包むように握ってくれる。
『南郷さん…?』
『暗いから誰も気付かないよ。』
小さな声で俺の耳元で囁くように南郷さんがそう言っていた。2時間無いくらいの小さな恋人の時間を南郷さんが俺に為に与えてくれるデート。
冬なのに、俺にぴったりと寄り添ってくれる南郷さんの身体が暖かくて気持ち良くて、俺の目の前にある南郷さんの広い胸板が羨ましくて俺は南郷さんの胸を撫でるようにして触ってみる。
『まだ、物足りないか?』
ニヤニヤとした南郷さんが俺の頬に軽くキスをして来るから俺は
『違います。それにこれ以上されたら明日の映画がまともに見れなくなっちゃうよ。』
と少しそっぽを向いてみた。南郷さんはそんな俺の顔を無理矢理に自分の方に向けてから
『他を見るな、俺だけ見てろ。お前は俺だけに我儘になればいいんだ。』
と強く響く言葉で俺に言ってくれる。俺は南郷さんの恋人として南郷さんに少しくらい我儘を言っても、当たり前のようにそばに居てもいいんだと、南郷さんが自信がない俺に俺だけの自信を付けてくれているんだと感じていた。
『龍平さん…。』
そう笑顔で言った俺にキスをして
『おやすみ。』
と俺の頭を自分の胸に引き寄せて南郷さんが言ってくれる。このまま、ずっと眠っていたい…、そう思えるくらいに幸せで穏やかな眠りに俺は堕ちていた。
翌朝は、夕べの鍋の残りで作った雑炊を朝ご飯に食べて、少しコーヒーを飲んだりとしてゆっくりとしてから俺は南郷さんと出掛けていた。
新宿で映画…、少しはしゃぐ俺を愛おしげに南郷さんが見てくれる。手とかは繋げないデートだけど、振り返ると必ず南郷さんが俺のそばに居るのがわかるからそれだけで俺は満足してしまう。
映画館では軽い昼食を兼ねて、ホットドッグやジュース、定番のポップコーンを買って2人で並んで座席に座る。
薄暗い中、映画が始まって映画は楽しいんだけれど、肘掛けにあった南郷さんの腕に俺の腕が当たると俺はそっちが気になって慌てて自分の腕を下げてしまう。
なのに南郷さんが映画を見ながら俺の腕に自分の腕を絡めて来て俺の小さな手をしっかりと包むように握ってくれる。
『南郷さん…?』
『暗いから誰も気付かないよ。』
小さな声で俺の耳元で囁くように南郷さんがそう言っていた。2時間無いくらいの小さな恋人の時間を南郷さんが俺に為に与えてくれるデート。