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愛されたいから…
第2章 イルマの思い

真剣に仕事に向き合うと気合いを入れ直してから南郷さんから預かったネームをとりあえず読み返す。
ストーリー的にはごく普通の女子高生が今の自分を変えたくてとあるファッション誌の一般モデルの応募に挑戦する。そして無事モデルになったら憧れの先輩に告白するって感じのストーリー設定だ。
だが、女子高生はモデルになった途端、大人でカッコいい、デザイナーにあれこれされて濡場に持ち込まれるという、いわゆるシンデレラストーリーの強引な官能漫画…。
大体、モデル応募の面接シーンがミニスカートのパンチラから入るって、どんな状況なんだよ…?
恋愛どころか自分が女にそういう事を求めた経験すらない俺はこんな流れの作品を本当に自分が描けるのかと俺の中でいつものコンプレックスが頭を持ち上げ始めて来る。
『やらなきゃ、南郷さんが困るんだよな。』
そんな言葉で自分のコンプレックスをどうにか打ち消しながらキャラのイメージを考えて行く。
モデルになれるくらいなら当然普通の女子高生とはいえ、ある程度の目鼻立ちはハッキリしたタイプ。プロポーションも着痩せするタイプで、髪型はファッション誌に興味がある子なら学校の校則のガチガチの髪型じゃないはずだ。
まずはそうやって自分の中でイメージした主人公の女子高生を描き上げる。笑った顔、怒った顔、少し照れた顔。次は制服を着て普通に立っている姿やモデル風の服を着せてモデルポーズを取らせた姿。
濡場があるなら色気のあるポーズも必要か?
昔、美大でスケッチした裸体を本棚に入れてあるスケッチブックから探し出す。巨乳でもなく貧乳でもない綺麗な身体のスケッチを選びそれを漫画風に描き変えてキャラ図に加えてみた。
自分に自信がない女の子なら、こんな感じか?
そう思って女子高生を描き上げたら次は主人公の憧れの先輩とファッションデザイナーの男2人を描いていく。ちょっと大人びた少年の先輩と完全に大人の男であるデザイナー。
俺はなんとなくデザイナーの目つきに南郷さんをイメージしてしまう。俺にとっての憧れでカッコいい男とは南郷さんのイメージだからだ。
だけど、髪型とか体型は南郷さんとは変えたくて適当にあったファッション雑誌の男の身体を利用する。南郷さんそっくりのキャラが女子高生を抱いて弄るとかいう姿を俺は想像したくない。
ストーリー的にはごく普通の女子高生が今の自分を変えたくてとあるファッション誌の一般モデルの応募に挑戦する。そして無事モデルになったら憧れの先輩に告白するって感じのストーリー設定だ。
だが、女子高生はモデルになった途端、大人でカッコいい、デザイナーにあれこれされて濡場に持ち込まれるという、いわゆるシンデレラストーリーの強引な官能漫画…。
大体、モデル応募の面接シーンがミニスカートのパンチラから入るって、どんな状況なんだよ…?
恋愛どころか自分が女にそういう事を求めた経験すらない俺はこんな流れの作品を本当に自分が描けるのかと俺の中でいつものコンプレックスが頭を持ち上げ始めて来る。
『やらなきゃ、南郷さんが困るんだよな。』
そんな言葉で自分のコンプレックスをどうにか打ち消しながらキャラのイメージを考えて行く。
モデルになれるくらいなら当然普通の女子高生とはいえ、ある程度の目鼻立ちはハッキリしたタイプ。プロポーションも着痩せするタイプで、髪型はファッション誌に興味がある子なら学校の校則のガチガチの髪型じゃないはずだ。
まずはそうやって自分の中でイメージした主人公の女子高生を描き上げる。笑った顔、怒った顔、少し照れた顔。次は制服を着て普通に立っている姿やモデル風の服を着せてモデルポーズを取らせた姿。
濡場があるなら色気のあるポーズも必要か?
昔、美大でスケッチした裸体を本棚に入れてあるスケッチブックから探し出す。巨乳でもなく貧乳でもない綺麗な身体のスケッチを選びそれを漫画風に描き変えてキャラ図に加えてみた。
自分に自信がない女の子なら、こんな感じか?
そう思って女子高生を描き上げたら次は主人公の憧れの先輩とファッションデザイナーの男2人を描いていく。ちょっと大人びた少年の先輩と完全に大人の男であるデザイナー。
俺はなんとなくデザイナーの目つきに南郷さんをイメージしてしまう。俺にとっての憧れでカッコいい男とは南郷さんのイメージだからだ。
だけど、髪型とか体型は南郷さんとは変えたくて適当にあったファッション雑誌の男の身体を利用する。南郷さんそっくりのキャラが女子高生を抱いて弄るとかいう姿を俺は想像したくない。

