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愛されたいから…
第2章 イルマの思い

後は、カメラマンや女子高生の友人という適当なキャラ設定を描いていたらもう深夜になっていた。
だから俺は一度、自分の頭を切り替える為に風呂に入っていた。風呂場の鏡に写った自分を見てみると貧弱で痩せた白い身体に女の子みたいな情けないいつもの顔がそこにある。
俺だって南郷さんみたいな男になりたい。なれないなら、せめて南郷さんに好かれたい…
鏡に額を付けて鏡に映る自分の大きな瞳を見つめながらそんな事を考えた俺は一気に顔が熱くなり真っ赤な顔になっていた。
いや、何考えてんだよ…、俺は…!?
相手はそもそも男だし、多分、あんなにカッコいい人なら絶対に彼女とかいるはずだし、もしかしてもう奥さんがいて可愛いお子さんとかいるかもしれないじゃんか。
そんな事を自分勝手に想像とかしながら俺は南郷さんの事を何も知らないと思っていた。そして何故かそう思った瞬間、俺は南郷さんを知らない自分に少し寂しく感じてしまう。
『馬鹿なのか?俺…。』
自分の考えを振り切るように風呂から出て裸のまま寝室のベッドでノートパソコンを起動させていた。
今度は自分用のストーリーを書く為だ。俺の本来の仕事は少女漫画なのだから内容的にはよくある平凡な女子高生が主人公でバイト先の男の子に憧れるって感じから始まる何処にでも実際にありそうなストーリーを考える。
ただ女子高生は平凡な家庭だが、男の子方を多少は家庭環境を複雑に設定する。これは少し影がある男に女は弱いという理論からだ。
南郷さんも何かある感じだったよな…?
またしても俺の頭は仕事よりも今日出会ったばかりの南郷さんの事を考えてしまう。これじゃまるで俺はこの先は南郷さんのストーカーになりそうだ。
そんな仕事をしながら色々と考えていると俺は勝手に眠くなって来るから適当に寝てしまう。こういう不規則な生活に社会人になってからの俺の身体は完全に慣れ切っている。
だけど今日はなんとなく気分が良くてよく寝れそうな気がする。いつもより軽い気分でベッドの温もりが気持ちよくて俺はパソコンの電源を切ると同時にすぐに寝落ちていた。
翌日、昼前には目が覚めて俺は夕べ描いたキャラ図を南郷さんの編集部にFAXする。
『電話…、入れた方がいいよな?』
と自分に問うような独り言を何故か言い訳するように俺は言っていた。
だから俺は一度、自分の頭を切り替える為に風呂に入っていた。風呂場の鏡に写った自分を見てみると貧弱で痩せた白い身体に女の子みたいな情けないいつもの顔がそこにある。
俺だって南郷さんみたいな男になりたい。なれないなら、せめて南郷さんに好かれたい…
鏡に額を付けて鏡に映る自分の大きな瞳を見つめながらそんな事を考えた俺は一気に顔が熱くなり真っ赤な顔になっていた。
いや、何考えてんだよ…、俺は…!?
相手はそもそも男だし、多分、あんなにカッコいい人なら絶対に彼女とかいるはずだし、もしかしてもう奥さんがいて可愛いお子さんとかいるかもしれないじゃんか。
そんな事を自分勝手に想像とかしながら俺は南郷さんの事を何も知らないと思っていた。そして何故かそう思った瞬間、俺は南郷さんを知らない自分に少し寂しく感じてしまう。
『馬鹿なのか?俺…。』
自分の考えを振り切るように風呂から出て裸のまま寝室のベッドでノートパソコンを起動させていた。
今度は自分用のストーリーを書く為だ。俺の本来の仕事は少女漫画なのだから内容的にはよくある平凡な女子高生が主人公でバイト先の男の子に憧れるって感じから始まる何処にでも実際にありそうなストーリーを考える。
ただ女子高生は平凡な家庭だが、男の子方を多少は家庭環境を複雑に設定する。これは少し影がある男に女は弱いという理論からだ。
南郷さんも何かある感じだったよな…?
またしても俺の頭は仕事よりも今日出会ったばかりの南郷さんの事を考えてしまう。これじゃまるで俺はこの先は南郷さんのストーカーになりそうだ。
そんな仕事をしながら色々と考えていると俺は勝手に眠くなって来るから適当に寝てしまう。こういう不規則な生活に社会人になってからの俺の身体は完全に慣れ切っている。
だけど今日はなんとなく気分が良くてよく寝れそうな気がする。いつもより軽い気分でベッドの温もりが気持ちよくて俺はパソコンの電源を切ると同時にすぐに寝落ちていた。
翌日、昼前には目が覚めて俺は夕べ描いたキャラ図を南郷さんの編集部にFAXする。
『電話…、入れた方がいいよな?』
と自分に問うような独り言を何故か言い訳するように俺は言っていた。

