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愛されたいから…
第15章 イルマの妄想
目を細めて半開きにした唇から

『ぁぁ…。』

と小さな嗚咽を漏らすイルマは俺の手の中では脈打つようにペニスを痙攣させていた。そうやってイッたイルマのアナルが一気に俺を締め付けて来るから俺は股間に快感の全てがこみ上げて来て

『俺もイクぞ…。』

イルマの中で俺も果ててしまっていた。

しばらくはそのまま無言でイルマと俺は抱き合っていたけど、イルマが少し不安な顔して

『龍平さん…、ちゃんと気持ちいい?』

と俺に聞いて来る。俺はイルマの額にキスしてから

『イルマが一番気持ちいい…。』

と答えてやる。だけど俺の言葉に少し拗ねたようにイルマが

『俺の前に一体何人を抱いたんですか?』

と聞いて来た。そんな些細な事でヤキモチを焼くイルマが可愛いとは思うが、反面、愛し合った後にそんな事を普通は聞いて来るか?とか俺は思ってしまう。

だが、ここで俺が答えなければイルマはまたその部分をウジウジと気にして1人で変な方向へと考え込んでしまう奴だから俺は

『女が2人に男が1人、だけど、全て愛情は無し。俺が愛しているから本気で自分から抱きたいと思ったのはお前が初めてだからな。』

そうハッキリと答えてやる。イルマは嬉しそうに

『龍平さん。』

と言って俺に抱きつくから

『寝ないとまた襲うぞ。』

と言ってやる。イルマは呆れて俺に向かって

『性欲ガッツリ男…。』

とか言いやがった。俺はイルマにキスをして押さえ込んでから

『もう一度、俺にやられたいらしいな!』

と言ってやる。

可愛く子供みたいなイルマは大きな目をまん丸くしてからフルフルと首を横に振って

『おやすみなさい。』

と言って無理矢理に寝る。だけど、イルマの小さな手は俺の手をまだ握ったままで俺に自分のそばから離れるなと小さな我儘を表現する。

そういうイルマがわかってくればくるほどに俺は可愛くて愛おしい気持ちが止まらない。

イルマの頬にキスしてから俺はイルマを抱きかかえるようにして眠っていた。
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