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愛されたいから…
第16章 イルマの価値観
俺は夢を見ていた。ただそれはやたらと気持ちが良かった。ふわふわとして、俺の乳首が痛いくらいに硬くなって張って来てよく官能漫画で女の子が

「まんこがきゅんきゅんするぅ…。」

と言って感じるように俺のペニスもきゅんきゅんと何かが突き上げて来る感覚がしていた。それはアナルを柔らかく濡れた舌で優しく愛撫されて感じて来ると自然にペニスが勃起するような感覚に似ていた。

まるで、俺は南郷さんに抱かれているみたいだ…

こんなやらしい夢を見るくらいに俺は南郷さんに中毒になっていてそんなに欲求不満なのかな?

俺のアナルに柔らかいものが挿り、きっとこれは俺の夢なんだから夢ならばもっと激しくして欲しいとか考えてしまう。俺が南郷さんに抱かれている夢…。

お願いだからもっと激しく、俺が壊れるくらいに感じさせてよ…

南郷さんが連絡をくれない不安を俺から消してくれるくらいに俺は感じていたいんだ。

そう思って俺は夢の中で俺を優しく愛撫してくれる南郷さんに

『南郷さん…、あぁ…あんっ…。そこ…、いいよ…、あぁんっ…、もっと…。』

と甘えた声でねだるように言ってしまう。俺の耳元で

『気持ちいいのか?もっとして欲しいか?』

とリアルな南郷さんの声がする。南郷さんの顔を見たい…、それからキスがしたい…、と俺は手を伸ばして目を開ける。

その俺の目の前には本物の南郷さんが居る。

『イルマ?』

と南郷さんがニヤニヤとしてベッドで寝ている俺に重なるようにして俺を見ていた。

やばい!?本物!?

飛び起きようとした俺の口が南郷さんのキスで塞がれて、南郷さんが指でさっきのように俺のアナルの愛撫を続けて来る。

『ん…、ぁんっ…、やだ…。』

とてつもない恥ずかしさといきなりの快感に俺はこの状況から今すぐに逃げたくなる。南郷さんが俺の手を握るようにして押さえつけながら

『気持ちいいからしてもっと欲しいってイルマが言わなかったか?』

と俺が一番感じる場所をゆっくりと焦らすように撫でて来る。

だって…、俺は夢だと思ってたから…

今が何時かわからないけど…、どうやら裸で寝てた俺はずっと南郷さんに好きなように弄られていたらしい。再び、南郷さんの愛撫に無抵抗になる俺は南郷さんのやりたい放題にされていた。
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