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愛されたいから…
第17章 休日と仕事
翌朝は目の痛みで俺は目が覚めた。今朝は南郷さんが俺をずっと抱っこしてくれていた。光にかなり俺の目が敏感になってて南郷さんが

『夕べは激し過ぎたか?』

と俺を心配してくれる。確かに足腰はとてもじゃないが動かせないほどガクガクして俺は南郷さんにしがみつくだけで精一杯だ。

それでも俺は

『だって俺は南郷さんが好きだから…。』

と自分の精一杯の気持ちを南郷さんに伝える。南郷さんが嬉しそうにして俺にキスをするけど俺は

『でも、もう今日は無理だよ。』

と情けなく言ってしまう。

『こうしてるだけでいいよ…。』

優しく南郷さんが裸の俺を抱きしめて俺の耳元でそう言うと、俺の身体が熱くなってまたしても俺は股間が疼き出す。

俺だって南郷さんと落ち着いて抱き合うだけのゆっくりした時間が欲しいけど、俺はどうしても南郷さんに感じちゃうよ…。

俺ってやっぱり淫乱でやらしい男なんだ。そうやってすぐに南郷さんに敏感に反応してしまう自分が嫌いだとか思ってしまう。そう思ってモジモジとする俺を心配そうに南郷さんが

『どうした?』

と聞いてくれる。俺は

『身体はもう無理なのに…、南郷さんに俺は感じちゃうんだ…。俺って…、やらしいの?』

と自分の不安を聞いてみる。南郷さんは俺に勃起した南郷さんのペニスを触らせながら

『ほら俺だって、イルマには感じてる。今すぐ、もう一度抱きたくなっている。何故なら俺はイルマを愛しているからな。』

と俺の頬にキスして言ってくれた。いつか、俺が南郷さんのそばに居るのが当たり前になるまではお互いが敏感に反応してしまうのは当たり前なんだと少し俺は気が楽になっていた。

食事はデリバリーで1日中、南郷さんは俺にキスを繰り返してずっと裸の俺を抱きかかえていた。夜になって少しは動けるようになった俺と南郷さんは食事に出掛けてから、出来るだけ人が少ない道を選んで俺と手を繋いで歩いてくれる。

俺を家の前まで送ってくれてから南郷さんが

『原稿が出来たら連絡くれよ…。』

と俺にキスだけをして帰って行った。

それからは、しばらく俺はバタバタする毎日だった。リッちゃんがうちに来るまではベータの原稿を描き、リッちゃんがベータの原稿をアシスタントとして描く間にガンマのカラーの原稿を描くという作業の毎日だった。
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