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愛されたいから…
第4章 南郷の告白
ガンマは月刊なのだから、月に一度の〆切が終われば当然、少しの間は余裕になるはずだから、俺と同じで南郷さんだって次の連休は普通に休みのはずだ。
つまり俺は南郷さんの恋人になって初めての休日を俺は他の男と旅行するって薄情な浮気者みたいな事をする訳で、いや、だが大地は男なのだから浮気の問題はないのか?
いや!それを言うなら南郷さんだって男なのだから…、男だろうと女だろうと俺が誰かと旅行に行くとかやっぱり嫌な思いをさせるのか?
自分勝手なそんな思い込みに俺が段々とパニックになって来るから、そんな俺にリッちゃんが
『ちゃんと説明してくれる?この前の編集長さんとイッちゃんは上手く行ったの?』
と聞いて来る。
『上手くいくってなんだよそれ?』
と俺は誤魔化すようにリッちゃんに答えていた。
だけど長い付き合いであるリッちゃんは俺の事は完全にお見通しだ。リッちゃんが俺に呆れてから冷たい目をして
『ふーん、イッちゃんがそういう態度ならもう協力とかしてあげなぁい。』
と俺を突き放すように言って来る。リッちゃんが居ないと何かと不安になる俺は慌てて
『なんで!?協力してくれないと困るよ。』
と叫んでしまう。
『なら、素直に吐きなさい。』
『だから…、南郷さんは関係ないって…。』
『ふーん…、キスまでしといて関係ないはないよね?』
『だってキスしただけだし…。』
『キスまでして、今からが楽しいイチャラブの関係なのに、何が問題な理由?』
とリッちゃんには俺の全てがバレバレだ。観念した俺は
『今回の〆切明けの連休には俺は大地と一緒に旅行に行くんだよ。』
と拗ねたようにリッちゃんに言っていた。
『南郷さんって人とラブラブになったばかりで大地なんかと旅行に行くの!?』
『大地なんかって言ってやるな。アイツも俺らの幼なじみだぞ。』
と俺はいつもの癖でそうやってリッちゃんをたしなめていた。大地は多分、リッちゃんが好きなんだ。何故なら昔、大地に好きな奴が居るかって俺が聞いたら
『あー、まぁ…、イルマが知っている奴かな…。』
と大地は歯切れ悪く寂しく笑っていた。だけどリッちゃんは俺に
『今のイッちゃんには大地なんかより南郷さんって人の方が大事でしょ?』
と俺を叱るように言って来る。
つまり俺は南郷さんの恋人になって初めての休日を俺は他の男と旅行するって薄情な浮気者みたいな事をする訳で、いや、だが大地は男なのだから浮気の問題はないのか?
いや!それを言うなら南郷さんだって男なのだから…、男だろうと女だろうと俺が誰かと旅行に行くとかやっぱり嫌な思いをさせるのか?
自分勝手なそんな思い込みに俺が段々とパニックになって来るから、そんな俺にリッちゃんが
『ちゃんと説明してくれる?この前の編集長さんとイッちゃんは上手く行ったの?』
と聞いて来る。
『上手くいくってなんだよそれ?』
と俺は誤魔化すようにリッちゃんに答えていた。
だけど長い付き合いであるリッちゃんは俺の事は完全にお見通しだ。リッちゃんが俺に呆れてから冷たい目をして
『ふーん、イッちゃんがそういう態度ならもう協力とかしてあげなぁい。』
と俺を突き放すように言って来る。リッちゃんが居ないと何かと不安になる俺は慌てて
『なんで!?協力してくれないと困るよ。』
と叫んでしまう。
『なら、素直に吐きなさい。』
『だから…、南郷さんは関係ないって…。』
『ふーん…、キスまでしといて関係ないはないよね?』
『だってキスしただけだし…。』
『キスまでして、今からが楽しいイチャラブの関係なのに、何が問題な理由?』
とリッちゃんには俺の全てがバレバレだ。観念した俺は
『今回の〆切明けの連休には俺は大地と一緒に旅行に行くんだよ。』
と拗ねたようにリッちゃんに言っていた。
『南郷さんって人とラブラブになったばかりで大地なんかと旅行に行くの!?』
『大地なんかって言ってやるな。アイツも俺らの幼なじみだぞ。』
と俺はいつもの癖でそうやってリッちゃんをたしなめていた。大地は多分、リッちゃんが好きなんだ。何故なら昔、大地に好きな奴が居るかって俺が聞いたら
『あー、まぁ…、イルマが知っている奴かな…。』
と大地は歯切れ悪く寂しく笑っていた。だけどリッちゃんは俺に
『今のイッちゃんには大地なんかより南郷さんって人の方が大事でしょ?』
と俺を叱るように言って来る。