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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第7章 蓮と陸の心境
「僕だって詳しくはないから、蓮と同じことくらいしか思い付かないって。
少なくとも、千弥は強引なセックスのほうが満足するのは分かったけど」
「それにしても、よくそんな小道具を用意出来たね?」
「あぁ……。ゲームなんか購入すると、特典のように付いて来る時があるんだ。今まで一度も使ったことは無いけど、ゲームを通して使い方は理解してただけ」
「今時の特典って凄いね」
「僕も男だから、そういうゲームはプレイするんだよ。持っていたのは偶々、普通はネット購入のほうが簡単だよね」
「まぁ、見たことが無いとは言わないよ。それこそ俺も男だから興味くらいはある」
性的なことに興味が湧くのは、男性的にごくごくノーマルな行動心理。俺も陸も普通なんだから、その手にそそられるし欲情もする。これは世の男性ほとんどに言えること。
「1日空けただけで色々大変なことになっていたとは……。とにかく一旦整理しよう。千弥自身の問題には、本人が話すまで触れない、これは俺も同意するよ」
「負担になるのは嫌だから」
「そこは俺も同じだね。
次に千弥との性行為だけど、もう一度三人一緒と提案してみないかい?」
「却下されたやつ?
だけど今だったら、喜びそうな気がしないワケじゃないかな?」
「最後に……一緒に居られる部屋を作ろう。この部屋を改装しようと思う」
自分で言っていて、自分がドンドン危ない方向性に行っている自覚は……ある。
千弥の性癖を利用するような、この提案がまさにそう。