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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第8章 3人で-男同士の共闘

あの時はまだ、話半分の状態のままこのマンションに来て、一瞬だけそんなことになったよ。でも今は全てを納得した上での、蓮さんと陸さんの二人がかり。
こんなのズルい、私が拒否出来ないって分かってやっているもの。

「……千弥……」
「……ん……」

前に居る陸さんにキスされる私。頬に手が触れすぐに舌が私の口内に入って来て、私の舌をじっくりと絡み取る。私の舌をなぞる陸さんの舌が気持ちいい……そう思っていたら……。

「千弥、俺のほうにも向いて欲しいね」
「……あ、んん……」

蓮さんに声をかけられ振り向けば、今度は蓮さんからのキス。やっぱりすぐに舌が忍び込み、私の舌をさらう。激しく動く熱い舌に、私はこれだけで溶かされてしまいそう。

「……ぁぁ……」

代わる代わるキスをされて力が抜ける、立っていられないの。

「千弥……こっち」

私を抱き止めた陸さんが、私をベッドの上へと誘導し、陸さんの前に私は座らせてしまった。その後に前から蓮さんもベッドに乗って来て、二人に挟まれ服を脱がされてゆくの。

「これ、少し恥ずかしい」
「そんなことはない、綺麗だよ千弥」
「そう、僕たちも脱ぐから安心して」

私の下着まで脱がせたら、今度は蓮さんと陸さんが服を脱いでいく。ベッドの隅に投げ捨てられ絡み合った三人分の服、それはこれからの私たちを暗示しているような混ざりかた。

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