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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第8章 3人で-男同士の共闘
◇◇◇
これは……なに?
新しくなった部屋の中は、大きなベッドがメインで横には照明付きのサイドボード。でもそこに置かれている物は……私が過去に見知った物が沢山ディスプレイされてある。
鎖、手錠、鞭、首輪、縄、拘束具。
かつて私を縛り、私をこんな淫乱にした物たち、それがまたこの場所にあるなんて……。
「こ、これ……」
「雰囲気作りのディスプレイだよ、選んだのは蓮だけどね」
「何事も見た目からかなと思い、こんなのを選んだんだよ。俺も初めてで、選ぶのに苦労した」
「……私を、どうしたいんですか? 蓮さん、陸さん」
プレイルームと名付けられたこの部屋は、どう考えても性的なこと以外の使用目的が無い。また私を監禁するの? 二人はそんな人だったの?
「僕たちは揃って千弥を愛でたいだけ。一人一人だと互いに気を使うんだ、それに乱れる千弥を蓮とも共有したい」
「ディスプレイはディスプレイであり、千弥が嫌なら強要はしないし、この部屋に千弥を閉じ込めることもしないよ。ただ三人で快楽に溺れていたい、そう考えただけだから」
「私……私……」
不安な私の心を読んだように、陸さんが私を抱き締めて来る。
「こうして千弥を愛したいんだ僕。千弥の心が少しでも楽になるように」
「俺もそう思う。俺たちのどちらかではなく、二人で千弥に触れたいだけだよ」
その後ろから、蓮さんが私の腰をさらう。
こんなことが前にもあった、だけど今回は二人の想いをしっかりと聞き、今の私は拒否出来なそう。
だって……これだけで身体が疼くの。