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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第8章 3人で-男同士の共闘

「くっうっっ、それ本当にダメっムリぃぃー!」
「くすっ、意外な弱点だね?」
「……くすぐったい」

いよいよもって根を上げた私。基本的にどこを責められても快感だと思っていたのに、おへそだけは……どうしてもダメ、快感よりもくすぐったくて我慢出来ない。

「そうしたらどこが良いかな? ……そう、ここは?」
「……え? ひやぅっ」

また下に行った蓮さん、意表を付いて足の指を1本1本舐めて、私は予想外の刺激に変な声を上げてしまった。……おへそよりは感じるけど。どうしてそんな場所ばかり選ぶのよ。

「んんーっ! こんなの……とろけちゃう」
「そのほうが、僕たちは嬉しいんだよ千弥」
「もっと溶け合えば、それで良いね」
「千弥がちゃんと千弥をしていられるなら、僕はこのままでも良いよ」

あぁ、やはり気づかれてる。そして私として居られるギリギリの境界線で、蓮さんと陸さんは私を責めているってハッキリと分かるよ。久しく……うんん、初めて感じる普通の感覚が泣けるほど嬉しい。しっかりと私を見てくれていると、痛いほど感じるの。

指をしゃぶるように舐められ、穏やかな快感が私を襲う。こんな場所も快感に繋がるんだね。とても心地良い快感で、余裕を持って二人が見れるほど、私は精神的に落ち着いているのが不思議。

「私……こんな風にされたことが無いから。思い出すのは監禁凌辱されたことばかり」
「千弥?」
「それは千弥が激しくなる理由?」

私は頷く。病院以外でこの話を持ち出すことはもう無いと思っていたのに、二人の優しさに口が軽くなる。

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