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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第9章 あの時-千弥の封じた過去

『許可なくイクな』それが九鬼が私に下した命令、だからこうして九鬼に懇願し、私は漸くイクことが出来る。
「アッ、アッ、イクイク、イキますっ! 変態のイク姿を見て下さい……ヒィィ、アッイクゥゥゥーー!!」
秘部を魅せるように腰を浮かし、ジュポジュポと卑猥な音を出しながら、私は天井を向いて絶頂に叫び声を上げる。
快感に震える身体も、身体中を駆け抜ける絶頂感も、振り千切れそうなほど痛みをもたらすグリップも、全て私を恍惚に浸らせてくれる悦楽。……頭の芯まで痺れる……。
「くはっ、凄いな。ぶっといバイブを咥えてるのが丸見え」
「こんなもんで満足してないぞ、あの女は。放置すれば何度でもイキやがる、快感より苦痛のほうが好物だからな」
「じゃあ吊るせよ九鬼。バッチリ秘部を丸出しにさせて、ダラダラお汁を垂れ流す姿もいいな」
「それも一興だな。ただしこいつに目隠しはさせるぞ、その後は好きに使えばいいさ」
椅子に繋がる手錠が外され、私はその場で目隠しをされてしまう。来ている男の顔を覚えないため、それくらいは薄々感じることが出来るよ。
その状態で歩かされ、私の身体に縄が巻かれるのが分かる。手首に、胸に、膝裏に、股の間に、沢山の縄が私を拘束するの。
「アッ……ア"ア"ア"!」
滑車を使い、私の身体は縄によって宙に浮いていく。縄だけで体重を支えているんだから、縛られている場所の痛みは強い。それに膝裏にも縄がされているから、九鬼の好きなように脚を開かされる。

