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八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第16章 エピローグ

季節は巡って春、私の大好きな桜のシーズン。そう、桜の木の下で、蓮さんと陸さんに同時告白されてから1年が経過したんだね。
色んなことがあった1年。
泣いて、笑って、話し合って、愛し合って、お互いがお互いを見つめた1年だったとは思う。

仕事のほうは個人事務所から、正式な会社へと変わり、名目上にはなるけれど私は蓮さんと入籍。そうすればマンションに居ながら仕事が出来る、そんな理由なだけ。勿論陸さんは居るよ、相変わらず三人で住んでいるのは一切変わっていない。
……うんん、変わったことは……あるにはある。

『ジャラ……』

私が繋がれているのは、改装が終わったプレイルーム。ベッドは前と変化はないけど、回りは幾分変化を遂げた。
壁に打ち込まれた固定具、天井にも太い鉄パイプが組まれ、空いていた壁には私を拘束する張り付け台、道具も沢山増えて今は収納するのが大変なほどある。

朝、蓮さんと陸さんの仕事用にコーデを済ませた後、私は二人に鎖で繋がれてしまった。

「アッ、アッ、また来ちゃうっ!」

ベッドの上で腰を振り、蜜壺とお尻に挿入されている極太バイブで、もう何度目か分からない絶頂に達する私。バイブは革の固定ベルトで外れることがないから、私は二人が帰宅するまでこうして絶頂を繰り返す。

「アァン、バイブじゃ嫌、本物のモノが欲しい。……早く、早く、帰って来て……」

欲しいモノが与えられないもどかしさに、私は腕首を拘束する鎖を鳴らし疼きに身悶える。

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