この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第4章 千弥と蓮

「みんな三苑さんに押し付ければ、やってくれると思ってる。そんなに便利にやらないで、企画書でも提出してみれば?」
「……と、言われても、私はこれが普通だから」
「だ か ら 、YESもほどほどにしないと……。僕は三苑さんと組んでやりたいのにな」

陸さんも、蓮さんと同じことを言うの? 私は……すぐには決められない、決める自信がない。心弱いと思われても、同居みたいに簡単には決めれる問題じゃないでしょう。

「どう……なんだろうね」
「そんなこと言わないで三苑さん」
「尾上さんにも言われたの、一緒にやらないかって……」
「……っ! 尾上さんも? だとしたら実力は十分あるってことだよ。外じゃなく、まずは僕と一緒にやろうよ!」
「……考えておくから」

どうしても頷けない。急に私、私と言われても、私の心のほうが追い付いていかないのよ。今までがこうだったから、それも凄く影響していると思う。

陸さんから逃げるようにデスクに戻り、先程の修正作業に入る私。ボーっとしていたからって、こんな凡ミスなど普通はしない。それだけ私が集中力散漫だってこと。……だからかな、こんなに自信がないのは?

(ちょっと落ち込みそう)

一度入力を全てリセットし、また1からやり直し。まだ作っている最中だったからリカバリー出来るけど、もしこれが外に出た後だったらと考えると……ね。あり得ない統計は、会社の信用に関わる、それくらいの自覚はあるつもり。……だから落ち込むの。

/242ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ