この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
八重の思いー私を愛した2人の彼氏
第6章 千弥と陸

魚を焼いている内にご飯を解凍、鍋で出汁を作り、ほうじ茶も用意。出汁だけにするか、ほうじ茶を淹れるのかはお好み。最期にワサビと海苔を添えて、夜食の出汁茶漬けの出来上がり。

「うわー美味しそう、いただきまーす!」
「あ、熱いよ陸さん?」
「うっ……火傷する……」
「……くすっ」
「あ、千弥が笑った。どう、落ち着いた?」
「……うん。ありがとう陸さん」

陸さんって、無意識の癒し効果があるみたい。行動や言葉に知らず巻き込まれて、気付けは普通に戻っている私。……気付いてくれてありがとう陸さん。ああして抱き締めてくれなければ、私はまだ混沌とした暗闇から抜け出すことが出来なかったと思う。凄いね、陸さんの力は。

「それにしても……熱っ」
「加熱し過ぎたかも……」
「冷まして食べるけどさ」
「私も同じ」

レンゲにご飯を掬い、フーフー冷ましながら食べるのがまた面白い。熱い熱いと言いながらも、陸さんは残さず食べてくれた。

「んーお腹が膨れた。あ、千弥は後片付けお願い、僕は普通にお湯を張って来るから」
「うん、任せて?」

後片付けくらいはね、ちゃんと出来るよ。
陸さんはメインバスルームに行き、私は使った食器や鍋を洗うのが、丁度良い配分だと思う。ほら、普段は蓮さんが全てやってしまうから。

作りが良いのか、このマンションの風呂は溜まるのが早く、私が食器をしまう頃には、お風呂のお湯がしっかり張れている状態になる。色々と高性能だよねこれ。

/242ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ