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一秒に見えた世界
第17章 良二グッズは恐ろしい
色々と考え過ぎた私はもうかなりのパニックになった。優誠が帰るまでは寝ていたから私はパジャマのままだ。
とりあえずは普通の服に着替えてから私は拾ったゴムをリビングのソファーの前にあるガラステーブルに置いてから一枚のメモを書いた。
『連絡をしないで 美奈』
と書いたメモをゴムの横に置いて私は優誠の部屋を出た。もう深夜だったからかなり歩かないとタクシーも拾えなかった。なんとかタクシーを拾ってから家に帰るともう寝ていたママが何事かと言って部屋から出て来た。
私はママに
『こんな時間にごめん、でももう寝るよ。』
とだけ言ってすぐに自分の部屋に入ってベッドに潜った。私は自分の考えがまとまらずに答えも何も出ないから涙も出なかった。そうやって考え続けていたら気付くと私は勝手に眠っていた。
次の日は昼過ぎに私は目が覚めた。ママはもう家にはいなかった。そして私はぼんやりと考える。
優誠は水原パパの子でやっぱりそういう男なんだ…。
私には本気だなんだと言っていても結局は私は優誠に泣かされる事になるんだよ。
ただそれだけをぼんやりと考えた。
1日中、ぼんやりとしていたけど優誠は私に全く連絡をして来なかった。
次の日からはまた普通に学校だ。ひたすらぼんやりとしている私に空と里美は
『ダメだこりゃ。』
と言って呆れていた。私は誰にも何も言わずにただ適当にぼんやりとした。結城さんは相変わらず私の後をついて来ていたけれど私は全く知らない人だという顔をした。
金曜日の夜になってまた私の家のインターホンが鳴った。私はまた適当にドアを開けてしまった。ドアの前には佐伯さんが埋もれそうなくらいのバラの花束を持って立っていた。
『優誠が死にかけてるよ。』
佐伯さんが私に花束を渡しながらそう言った。私は適当に
『そうなんだ。』
と答えた。佐伯さんは少し笑いながら
『良二グッズの事はちゃんと優誠の口から聞いた方がいいと思うよ。』
と言って帰って行った。花束の中には折りたたまれたメッセージカードが入っていた。
私はカードを開けてみた。
『ごめん 優誠』
とだけ書いてあった。瞬間、私は涙が出た。ずっとぼんやりとばかりしていたけれど一気に1人でわんわんと私は泣いた。
とりあえずは普通の服に着替えてから私は拾ったゴムをリビングのソファーの前にあるガラステーブルに置いてから一枚のメモを書いた。
『連絡をしないで 美奈』
と書いたメモをゴムの横に置いて私は優誠の部屋を出た。もう深夜だったからかなり歩かないとタクシーも拾えなかった。なんとかタクシーを拾ってから家に帰るともう寝ていたママが何事かと言って部屋から出て来た。
私はママに
『こんな時間にごめん、でももう寝るよ。』
とだけ言ってすぐに自分の部屋に入ってベッドに潜った。私は自分の考えがまとまらずに答えも何も出ないから涙も出なかった。そうやって考え続けていたら気付くと私は勝手に眠っていた。
次の日は昼過ぎに私は目が覚めた。ママはもう家にはいなかった。そして私はぼんやりと考える。
優誠は水原パパの子でやっぱりそういう男なんだ…。
私には本気だなんだと言っていても結局は私は優誠に泣かされる事になるんだよ。
ただそれだけをぼんやりと考えた。
1日中、ぼんやりとしていたけど優誠は私に全く連絡をして来なかった。
次の日からはまた普通に学校だ。ひたすらぼんやりとしている私に空と里美は
『ダメだこりゃ。』
と言って呆れていた。私は誰にも何も言わずにただ適当にぼんやりとした。結城さんは相変わらず私の後をついて来ていたけれど私は全く知らない人だという顔をした。
金曜日の夜になってまた私の家のインターホンが鳴った。私はまた適当にドアを開けてしまった。ドアの前には佐伯さんが埋もれそうなくらいのバラの花束を持って立っていた。
『優誠が死にかけてるよ。』
佐伯さんが私に花束を渡しながらそう言った。私は適当に
『そうなんだ。』
と答えた。佐伯さんは少し笑いながら
『良二グッズの事はちゃんと優誠の口から聞いた方がいいと思うよ。』
と言って帰って行った。花束の中には折りたたまれたメッセージカードが入っていた。
私はカードを開けてみた。
『ごめん 優誠』
とだけ書いてあった。瞬間、私は涙が出た。ずっとぼんやりとばかりしていたけれど一気に1人でわんわんと私は泣いた。