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一秒に見えた世界
第18章 このくらい…いいだろ?
そうやって酔って絡んで来る良二さんに面倒くさそうに優誠が
『お前が向こうで女を買いたいって言うからだろ?俺は買うわけにはいかないんだからな。』
と言い出した。それを聞いた私は
『ふーん…、優誠と良二さんのお仕事って…、お買い物がお仕事なんだ。』
と言って優誠を睨んでみた。優誠は少しだけど焦ったみたいに
『だから人の適当に話しを聞いて適当に言うな。俺は買わないから美奈を連れて行くんだからな?』
と言って来た。
まぁ、それなら良しとしよう…。
と思った私は適当にこの話しを流す事にした。だけど優誠からはしっかりとデコピンがやって来た。
飛行機に乗ってみて私はかなり驚いた。普通ならズラリと席が並ぶ座席しか私は知らない。
初めてのファーストクラス。壁に仕切られていてちょっとした個室。しかも座席というよりもリクライニングのベッドという感じの革張りのシート。
『ほぇー!?』
と庶民の私はなってしまう。優誠は1時間ほどで着く韓国程度ならともかくシンガポールの経由便は10時間以上かかるから普通の座席なんかで行くのは無理だと言っていた。
離陸するまでは普通だったけれどシートベルトを外して良いとなると平然として優誠は無理矢理に私を抱っこし始める。キャビンアテンダントさんが機内食の案内や飲み物の注文を聞きに来るのに優誠は全くお構いなしだ。
『だから…、なんでそんなに恥ずかしい事を平気でするかな?』
私は優誠に怒ってみる。優誠はしれっと
『エコノミーでも普通に新婚がいちゃついてんだからファーストでやっててもキャビンアテンダントはいちいち気にしねぇよ。』
と言って居直って来る。結局、出された機内食は優誠が私に食べさせて来た。だけど機内食は私が見た事がある機内食とは全くの別物でまるでコース料理のようだ。
キャビンアテンダントさんが食事を片付けてからフワフワでサラサラの毛布を私達にくれた。優誠はまだ私を抱っこしたままで私の膝に毛布を掛けると私のスカートの中に手を入れて来る。
『やだ…。』
と私が言うと私の耳元で
『声を出したら良二に聞こえるぞ。』
と優誠が言う。良二さんは隣の個室だから変な声は丸聞こえになっちゃうと思う私は歯を食いしばる。
『お前が向こうで女を買いたいって言うからだろ?俺は買うわけにはいかないんだからな。』
と言い出した。それを聞いた私は
『ふーん…、優誠と良二さんのお仕事って…、お買い物がお仕事なんだ。』
と言って優誠を睨んでみた。優誠は少しだけど焦ったみたいに
『だから人の適当に話しを聞いて適当に言うな。俺は買わないから美奈を連れて行くんだからな?』
と言って来た。
まぁ、それなら良しとしよう…。
と思った私は適当にこの話しを流す事にした。だけど優誠からはしっかりとデコピンがやって来た。
飛行機に乗ってみて私はかなり驚いた。普通ならズラリと席が並ぶ座席しか私は知らない。
初めてのファーストクラス。壁に仕切られていてちょっとした個室。しかも座席というよりもリクライニングのベッドという感じの革張りのシート。
『ほぇー!?』
と庶民の私はなってしまう。優誠は1時間ほどで着く韓国程度ならともかくシンガポールの経由便は10時間以上かかるから普通の座席なんかで行くのは無理だと言っていた。
離陸するまでは普通だったけれどシートベルトを外して良いとなると平然として優誠は無理矢理に私を抱っこし始める。キャビンアテンダントさんが機内食の案内や飲み物の注文を聞きに来るのに優誠は全くお構いなしだ。
『だから…、なんでそんなに恥ずかしい事を平気でするかな?』
私は優誠に怒ってみる。優誠はしれっと
『エコノミーでも普通に新婚がいちゃついてんだからファーストでやっててもキャビンアテンダントはいちいち気にしねぇよ。』
と言って居直って来る。結局、出された機内食は優誠が私に食べさせて来た。だけど機内食は私が見た事がある機内食とは全くの別物でまるでコース料理のようだ。
キャビンアテンダントさんが食事を片付けてからフワフワでサラサラの毛布を私達にくれた。優誠はまだ私を抱っこしたままで私の膝に毛布を掛けると私のスカートの中に手を入れて来る。
『やだ…。』
と私が言うと私の耳元で
『声を出したら良二に聞こえるぞ。』
と優誠が言う。良二さんは隣の個室だから変な声は丸聞こえになっちゃうと思う私は歯を食いしばる。