この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
一秒に見えた世界
第4章 女にした途端寂しいよ…
画面タッチで反応するから迂闊に手が当たるとすぐに発信しちゃう携帯に
『あやや!?』
と焦りアタフタとする私はプチパニックになってしまう。しっかり2コールが鳴った時
『はい、御剣の携帯です。』
と優誠じゃない声の男の人が電話に出た。相手が優誠じゃない以上、私は
『ごめんなさい!!間違えました。』
と叫んでその携帯を切っていた。
私って凄い馬鹿かも?
と思いながら携帯を放り投げて私は再びベッドに転がった。
寝ちゃえば良いんだよ。寝ちゃえばすぐに土曜日になるよ。
って考える私はいつものように眠っちゃった。
どのくらい寝てたんだろう?
私の携帯が随分と長く鳴っていた。私は寝ぼけたまま
『もーしもーし…。』
と携帯に出た。
『だから、遅せぇよ。』
突然私の耳に優誠の声がした。
え?今は何曜日の何時?
またしてもプチパニックな私。
『昼間にかけて来たろ?要件は?』
優誠がイライラとした声で私に言って来る。
『要件はないの、手が当たって、勝手にかけちゃっただけだから…。ごめんなさい!!』
そう叫んだ私に優誠が少しだけ落ち着いた声に変わって
『まだ起きてるか?』
って聞いて来る。
起きてるも何も…、今起きたばかりだし…
私はぼんやりと考える。
『こら!返事しろ。』
『起きてます。』
『1時間で行くから出て来い。』
優誠はそれだけを言ったら携帯を切っていた。
1時間?優誠が1時間でここに来る!
私は慌てて歯を磨き、クローゼットの中でもちょっとだけ可愛いワンピースを出して着替えていた。部屋のカーテンを開けると窓の外はもう夜だった。壁の時計は10時に針が指していた。
もう夜の10時なの?やばいなぁ…、お腹が空いた…
けど優誠が来ちゃう。着信歴から計算して後15分でここに来ちゃう。私はバックを掴んでマンションの前に出ていた。予定より5分も早く見慣れたレクサスが見えていた。
『乗れ。』
優誠が後ろのドアを開けてレクサスの中からそう言った。だから私は普通にそのレクサスに乗り込んだ。
私がちゃんとレクサスに乗ったのに優誠はずっと黙っていた。
また機嫌が悪くなっちゃったかな?
と私が不安になった。瞬間
ギュルルル…
鳴らなくてもいいのに私のお腹は正直に鳴ってくれた。
『あやや!?』
と焦りアタフタとする私はプチパニックになってしまう。しっかり2コールが鳴った時
『はい、御剣の携帯です。』
と優誠じゃない声の男の人が電話に出た。相手が優誠じゃない以上、私は
『ごめんなさい!!間違えました。』
と叫んでその携帯を切っていた。
私って凄い馬鹿かも?
と思いながら携帯を放り投げて私は再びベッドに転がった。
寝ちゃえば良いんだよ。寝ちゃえばすぐに土曜日になるよ。
って考える私はいつものように眠っちゃった。
どのくらい寝てたんだろう?
私の携帯が随分と長く鳴っていた。私は寝ぼけたまま
『もーしもーし…。』
と携帯に出た。
『だから、遅せぇよ。』
突然私の耳に優誠の声がした。
え?今は何曜日の何時?
またしてもプチパニックな私。
『昼間にかけて来たろ?要件は?』
優誠がイライラとした声で私に言って来る。
『要件はないの、手が当たって、勝手にかけちゃっただけだから…。ごめんなさい!!』
そう叫んだ私に優誠が少しだけ落ち着いた声に変わって
『まだ起きてるか?』
って聞いて来る。
起きてるも何も…、今起きたばかりだし…
私はぼんやりと考える。
『こら!返事しろ。』
『起きてます。』
『1時間で行くから出て来い。』
優誠はそれだけを言ったら携帯を切っていた。
1時間?優誠が1時間でここに来る!
私は慌てて歯を磨き、クローゼットの中でもちょっとだけ可愛いワンピースを出して着替えていた。部屋のカーテンを開けると窓の外はもう夜だった。壁の時計は10時に針が指していた。
もう夜の10時なの?やばいなぁ…、お腹が空いた…
けど優誠が来ちゃう。着信歴から計算して後15分でここに来ちゃう。私はバックを掴んでマンションの前に出ていた。予定より5分も早く見慣れたレクサスが見えていた。
『乗れ。』
優誠が後ろのドアを開けてレクサスの中からそう言った。だから私は普通にそのレクサスに乗り込んだ。
私がちゃんとレクサスに乗ったのに優誠はずっと黙っていた。
また機嫌が悪くなっちゃったかな?
と私が不安になった。瞬間
ギュルルル…
鳴らなくてもいいのに私のお腹は正直に鳴ってくれた。