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官能な小説①~パパきもちいい~BL編
第1章 誕生日
僕は顔を背けてそれを拒絶した。
今まで自慰に耽る都度に父さんのことを『パパ』と呼んできた。
その度に真っ白で綺麗な父さんを汚しているような錯覚を覚えた。
そして何より父さんをそう呼ぶことで、すべての罪を、この恋心を自分の幼さを理由に許してしまいそうになる。
すべてを優しい『パパ』にゆだねて甘え尽くしてしまいそうな僕がいる。
『パパ』と呼んでいた幼い自分が欲しがったすべてを手に入れたくなってしまう。
だから、絶対に父をそう呼びたくはないんだ。
僕の最後の砦。
今まで自慰に耽る都度に父さんのことを『パパ』と呼んできた。
その度に真っ白で綺麗な父さんを汚しているような錯覚を覚えた。
そして何より父さんをそう呼ぶことで、すべての罪を、この恋心を自分の幼さを理由に許してしまいそうになる。
すべてを優しい『パパ』にゆだねて甘え尽くしてしまいそうな僕がいる。
『パパ』と呼んでいた幼い自分が欲しがったすべてを手に入れたくなってしまう。
だから、絶対に父をそう呼びたくはないんだ。
僕の最後の砦。