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第4章 SMプレイ……

部屋に入ると、そこはごく普通のホテルの一室のように感じられた。
白いベッドやテレビは普通のホテルよりも大きく、内装も豪華だが、ラブホテルと聞いてイメージしていたのとはちょっと違う。
なんとなく拍子抜けしてしまった愛とは反対に、唯はテンションが上がっているようだった。

「うわ、見てこれ！」

壁に、二つ鎖と、皮の拘束具のようなものがついていてた。

「はあ……」

いまいち用途がわからず愛が生返事すると、唯はにやりと笑う。

「愛ちゃんはシャワー浴びてきな」

言われた通りシャワーを浴びに行くと、大きなお風呂と大量のアメニティが迎えてくれる。

「わっ……すごい」

こんなにちゃんとアメニティが揃っているホテルなんて、今まできたことがなかった。

部屋の方から、唯のはしゃぐ声が聞こえてくる。
その声を聞きながら、愛はシャワーを浴びた。