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第4章 SMプレイ……

下着の上にバスローブを羽織ってシャワー室を出ると、二人はベッドに腰掛けてお茶を飲んでいた。
そのまったりした雰囲気が、SMからは程遠い。
出てきた愛に気づくと、和希はシャワーを浴びに行った。
唯に注いでもらったお茶を飲みながら、愛はぼんやりと部屋を眺めてみる。
やはり普通のホテルの一室にしか思えなかった。
SMと言っても、二人が言っていたのはごく普通の軽いものなのかもしれない。

「ちょっとがっかりしちゃった？」

その様子を見た唯が愛に話しかける。

「え？いえ、なんか……割と、普通な感じだなーっては思いました。
　がっかりとかではないですよ！想像と違ったっていうか」