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永遠に見えた世界
第3章 ファーストキス?

俺を迎えに来ていた結城の車に乗り込むなり俺は美奈に電話をかけた。
美奈の携帯はコール音は鳴るけど美奈は出ない。イライラとする。留守番電話に切り替わる。
ふざけるな…
もう一度美奈にかけた。
なんだか寝ぼけたような声で
『もしもーし。』
と美奈が出た。そんな美奈の声に俺はゾクゾクとしてしまう。
クソッ、むかつく。
『遅せぇよ。俺からのコールは2回で出ろ。15分で着くからすぐに出て来い!』
美奈がはいと緊張したように言うから俺はすぐに電話を切る。なのに美奈は出て来ない。
あいつ、やっぱり俺から逃げてんのか?
オートロックも何もない普通の分譲マンションだから俺は美奈のマンションに入って美奈の家に直接向かってからインターホンを鳴らしてみた。
『はーい。』
と呑気な美奈が無防備にドアを開ける。
こいつ、危険とか考えないのか?それより、俺がすぐに出て来いって言った事はスルーかよ。
ドアを開けた美奈は俺を見て固まっていやがった。ジーパンにTシャツにスッピンで固まっている美奈。
こんな奴をホテルのレストランに連れて行くとか無理だろ?
そう思いながら
『だからお前遅せぇよ。遅刻する奴が就職とかふざけてんのか?』
イラついて俺は言ってしまった。美奈はずっと固まったままだ。
『そのままでいいから早く来い!』
とりあえずは美奈を連れ出すのが先だ。俺が美奈を引っ張ると美奈はやっと我に返ったように
『ちょっと待って、5分待って、携帯と鍵を持って来るから本当に待って。』
と言い出した。待ってくれというのならやっぱり俺を拒否してるわけではなさそうだ。試しに
『3分でやれ。』
と言ってみる。美奈は必死に携帯を掴んでバッグに入れると家の鍵を締めた。だけどその必死な姿が小さな子供みたいでやたらと可愛い。
車に乗せても美奈はとにかく大人しい。いつも俺が相手をしてやるような女なら結城達がいるのにわざと見せつけるようにして無意味に俺にベタベタとする女ばかりだ。
美奈の携帯はコール音は鳴るけど美奈は出ない。イライラとする。留守番電話に切り替わる。
ふざけるな…
もう一度美奈にかけた。
なんだか寝ぼけたような声で
『もしもーし。』
と美奈が出た。そんな美奈の声に俺はゾクゾクとしてしまう。
クソッ、むかつく。
『遅せぇよ。俺からのコールは2回で出ろ。15分で着くからすぐに出て来い!』
美奈がはいと緊張したように言うから俺はすぐに電話を切る。なのに美奈は出て来ない。
あいつ、やっぱり俺から逃げてんのか?
オートロックも何もない普通の分譲マンションだから俺は美奈のマンションに入って美奈の家に直接向かってからインターホンを鳴らしてみた。
『はーい。』
と呑気な美奈が無防備にドアを開ける。
こいつ、危険とか考えないのか?それより、俺がすぐに出て来いって言った事はスルーかよ。
ドアを開けた美奈は俺を見て固まっていやがった。ジーパンにTシャツにスッピンで固まっている美奈。
こんな奴をホテルのレストランに連れて行くとか無理だろ?
そう思いながら
『だからお前遅せぇよ。遅刻する奴が就職とかふざけてんのか?』
イラついて俺は言ってしまった。美奈はずっと固まったままだ。
『そのままでいいから早く来い!』
とりあえずは美奈を連れ出すのが先だ。俺が美奈を引っ張ると美奈はやっと我に返ったように
『ちょっと待って、5分待って、携帯と鍵を持って来るから本当に待って。』
と言い出した。待ってくれというのならやっぱり俺を拒否してるわけではなさそうだ。試しに
『3分でやれ。』
と言ってみる。美奈は必死に携帯を掴んでバッグに入れると家の鍵を締めた。だけどその必死な姿が小さな子供みたいでやたらと可愛い。
車に乗せても美奈はとにかく大人しい。いつも俺が相手をしてやるような女なら結城達がいるのにわざと見せつけるようにして無意味に俺にベタベタとする女ばかりだ。

