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永遠に見えた世界
第1章 クソ親父

そんな流れで新しく俺の父親になった御剣の親父という男は無類の女好きだ。だからかなんかはわからないが御剣と本妻の間には子供が出来なかった。
だからこそ俺が大学まで行ける存在だとわかった途端に俺を養子にして御剣の親父はパイプカットをしやがった。親父の女遊びを本妻が認める条件が親父のパイプカットだった。
つまりは御剣の親父もクソ親父だ。
いきなり1人暮らしになった俺には水原の親父に仕えている佐伯の息子が俺の小間使いになった。
佐伯は一応、俺の中学での先輩になる。だけど佐伯は3流高校に行った。
『どうせ、俺らみたいなのはそんなもんよ。』
と佐伯は言う。佐伯は自分の親父が暴力団だからとどこか冷めていて自分の未来を諦めてしまっている。
そんな佐伯を俺はやはり物心がついた時からずっと知っている。だから佐伯は俺の幼なじみで俺を優誠と呼ぶ数少ない友人と言えた。
そして佐伯と共に1人暮らしの俺の部屋に入り浸ったのは高田 良二だ。
こいつは親は母親だけで母親の職業は水商売。良二とは中学から一緒だがどこかちゃっかりとしていて俺と同じ高校に来やがった。
良二はかなり頭がいい奴だったがとにかく女癖が悪いという男だ。女に対しては良二は御剣の親父と全く同じタイプの人間だ。
俺が自分の部屋に帰ると何故か良二が俺の部屋で女を抱いていやがる。当然、裸の女は俺を見て慌てて逃げ出すのだが良二は笑いながら
『あの女、優誠を目当てにこの部屋に来たくせに、ちょっと俺が口説いたら落ちやがったよ。』
と平気で言う奴だ。
そんな事は多かった。俺目当てに寄って来て佐伯や良二が口説くとすぐに落ちる女。落ちない女は逆に俺が他の女と遊ぶとギャーギャーとうるさいだけだ。
そして俺は高校を出てからはちょっと有名な東京の大学に行った。ここにもちゃっかりと良二は俺について来た。
東京では何故か張り切った御剣の親父が面倒臭くない女の遊び方を俺らに教えてくれた。
ある日、東京だというのに俺は御剣の親父と水原の親父に呼び出された。
『お前、この人と結婚しろ。』
鼻くそほじりながら俺にそう言う水原の親父。
『ふざけんな、クソ親父。』
当然、俺はそんなクソ親父にキレた。
だからこそ俺が大学まで行ける存在だとわかった途端に俺を養子にして御剣の親父はパイプカットをしやがった。親父の女遊びを本妻が認める条件が親父のパイプカットだった。
つまりは御剣の親父もクソ親父だ。
いきなり1人暮らしになった俺には水原の親父に仕えている佐伯の息子が俺の小間使いになった。
佐伯は一応、俺の中学での先輩になる。だけど佐伯は3流高校に行った。
『どうせ、俺らみたいなのはそんなもんよ。』
と佐伯は言う。佐伯は自分の親父が暴力団だからとどこか冷めていて自分の未来を諦めてしまっている。
そんな佐伯を俺はやはり物心がついた時からずっと知っている。だから佐伯は俺の幼なじみで俺を優誠と呼ぶ数少ない友人と言えた。
そして佐伯と共に1人暮らしの俺の部屋に入り浸ったのは高田 良二だ。
こいつは親は母親だけで母親の職業は水商売。良二とは中学から一緒だがどこかちゃっかりとしていて俺と同じ高校に来やがった。
良二はかなり頭がいい奴だったがとにかく女癖が悪いという男だ。女に対しては良二は御剣の親父と全く同じタイプの人間だ。
俺が自分の部屋に帰ると何故か良二が俺の部屋で女を抱いていやがる。当然、裸の女は俺を見て慌てて逃げ出すのだが良二は笑いながら
『あの女、優誠を目当てにこの部屋に来たくせに、ちょっと俺が口説いたら落ちやがったよ。』
と平気で言う奴だ。
そんな事は多かった。俺目当てに寄って来て佐伯や良二が口説くとすぐに落ちる女。落ちない女は逆に俺が他の女と遊ぶとギャーギャーとうるさいだけだ。
そして俺は高校を出てからはちょっと有名な東京の大学に行った。ここにもちゃっかりと良二は俺について来た。
東京では何故か張り切った御剣の親父が面倒臭くない女の遊び方を俺らに教えてくれた。
ある日、東京だというのに俺は御剣の親父と水原の親父に呼び出された。
『お前、この人と結婚しろ。』
鼻くそほじりながら俺にそう言う水原の親父。
『ふざけんな、クソ親父。』
当然、俺はそんなクソ親父にキレた。

