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永遠に見えた世界
第1章 クソ親父
若造の俺がキレたところで暴力団のトップというクソ親父は動じる事はなく平気な顔で

『どうせ付き合うのは遊びの女ばかりだろ?結局は何人か女を作るんだから1人や2人くらい結婚でもなんでもしやがれや。』

とほざいて来る。俺は

『俺は本気の女以外は結婚はしねぇよ。俺の女はこの俺が決める。』

と親父に啖呵を切った。だが御剣も水原もクソ親父達は

『そういう事はその本気の女とかいうのが決まってから言いやがれ。もしお前が本気だというのならお前の条件を認めてやるよ。』

と俺を馬鹿にするように言ったからこの話しは終わった。

そして大学を出たら俺は関西に戻った。御剣の親父の会社の更に子会社の剣菱建設の社長というポストが俺の社会人のスタートだ。

ちゃんと社会人になっても俺には結局本気になれる女は見つからないままだ。別に普通にしてれば女はすぐに俺に寄って来る。

だけどちょっとエステやブランドショップに俺が連れて行けば俺がまだ抱いていなくとも、すぐに俺の女だと言って騒ぎたてる女ばかりだ。

佐伯や良二はそんな俺を羨ましいとか言って来るがその頃の俺はクソ親父達を越えて自由になる事しか考えていなかった。

そんな日々の中、学生には春休み。社会人の俺は当然仕事の毎日だ。そしてその仕事として御剣の親父の同級生だという人が理事をやっている学校の講堂を建て替えてやってくれと俺は親父から頼まれた。

はっきり言って俺は面倒な仕事だと思っていたが親会社の会長である御剣の親父の顔は立てる必要がある。

だが仕事としてはまず学校だからという事で絶対に工期が遅れる訳にはいかないという条件付きだ。だから雨が降ると当然、工期が伸びて最悪になる。

しかも工事が出来るのは朝の時間から夕方の時間までときっちりと時間制限を受けるから工程には全くの余裕がない。余裕がないのに請け負い金額だけはやたらと安い本当にありがたくない建設工事という仕事。

それでも無事に工事が終わると今度は御剣の親父が俺に入学式の来賓に行けとか言いやがる。

クソ親父、俺は忙しいんだよ。

と俺が言ったところで通用はしない。

学校がわざわざ俺に礼を言う為だけに俺がわざわざ学校まで出向く羽目になる。その日の俺は入学式が行われる講堂までの道のりをのんびりと歩いた。
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