この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠に見えた世界
第4章 どうやって完璧に手に入れる?

美奈は俺の言葉を理解したように俺の膝から起き上がっていた。俺はそんな美奈にキスをする。
今の美奈はパニックにはならずにおずおずとだが俺を受け入れていた。俺の女として恋人として少しずつ俺を受け入れ始めた美奈だった。
美奈が服を着替えている間に俺はとりあえず寝るだけのスウェットを着た。美奈を送って帰ったら俺は明日の為にすぐに寝る。シャワーは明日の朝でいい。
美奈には悪いが早く送ってしまって俺は眠りたい。美奈とゆっくりと過ごすには次の土曜までの辛抱だ。俺はそう自分に言い聞かせて美奈を家に送った。
自分の部屋に帰ったらさすがに俺はバテていた。だけど美奈は手に入れた。まだとりあえずって感じだけど一応手に入れた。
後はどうやってあいつを完璧に手に入れる?
そう思っていたら俺は寝落ちていた。
翌朝はやはり佐伯が俺を迎えに来る。俺は車でひたすらあくびをした。佐伯が
『昨日、結城の運転でフルコースした女がいるらしいな。そんなにいい女だったか?』
と聞いて来る。俺は曖昧に答えた。俺がフルコースをして口説き落とした女とは実はまだ何もやっていないとか言えば佐伯は良二と2人で絶対に俺をからかって面白がるからだ。
俺の寝不足を佐伯は俺が朝までやってたと勝手に勘違いをしているのなら、とりあえずそのままにしておこうと俺は思った。
午前中はたいした仕事はなかったが午後からは会議の2本立て、しかも1本が長引いて夕方まで引っ張る羽目になった。
お陰で俺は残業だ。夜の8時半にやっと仕事が終わった。佐伯が帰り道を運転しながら
『お前の会議中に携帯に女から電話あったぞ。』
と俺に言う。俺は自分の携帯の着信歴を見た。美奈の着信だ。
『言うのが遅せぇよ。』
俺は佐伯に不機嫌に言う。佐伯は
『間違えました、って切られたからなぁ。』
と困ったように俺に言った。俺はそのまま美奈にコールをした。またしても美奈はすぐには出やがらない。もう夜の9時を過ぎている。寝るには早すぎる時間帯だ。
なんかあったのか?
俺が不安になる頃に美奈の携帯は留守電に切り替わるから俺はやっぱりかけ直す。
『もーしもーし…。』
やっと出た携帯からは美奈の寝ぼけたような呑気な声がした。
『だから、遅せぇよ。』
だから俺は自分のイライラをそのまま美奈にぶつけてしまった。
今の美奈はパニックにはならずにおずおずとだが俺を受け入れていた。俺の女として恋人として少しずつ俺を受け入れ始めた美奈だった。
美奈が服を着替えている間に俺はとりあえず寝るだけのスウェットを着た。美奈を送って帰ったら俺は明日の為にすぐに寝る。シャワーは明日の朝でいい。
美奈には悪いが早く送ってしまって俺は眠りたい。美奈とゆっくりと過ごすには次の土曜までの辛抱だ。俺はそう自分に言い聞かせて美奈を家に送った。
自分の部屋に帰ったらさすがに俺はバテていた。だけど美奈は手に入れた。まだとりあえずって感じだけど一応手に入れた。
後はどうやってあいつを完璧に手に入れる?
そう思っていたら俺は寝落ちていた。
翌朝はやはり佐伯が俺を迎えに来る。俺は車でひたすらあくびをした。佐伯が
『昨日、結城の運転でフルコースした女がいるらしいな。そんなにいい女だったか?』
と聞いて来る。俺は曖昧に答えた。俺がフルコースをして口説き落とした女とは実はまだ何もやっていないとか言えば佐伯は良二と2人で絶対に俺をからかって面白がるからだ。
俺の寝不足を佐伯は俺が朝までやってたと勝手に勘違いをしているのなら、とりあえずそのままにしておこうと俺は思った。
午前中はたいした仕事はなかったが午後からは会議の2本立て、しかも1本が長引いて夕方まで引っ張る羽目になった。
お陰で俺は残業だ。夜の8時半にやっと仕事が終わった。佐伯が帰り道を運転しながら
『お前の会議中に携帯に女から電話あったぞ。』
と俺に言う。俺は自分の携帯の着信歴を見た。美奈の着信だ。
『言うのが遅せぇよ。』
俺は佐伯に不機嫌に言う。佐伯は
『間違えました、って切られたからなぁ。』
と困ったように俺に言った。俺はそのまま美奈にコールをした。またしても美奈はすぐには出やがらない。もう夜の9時を過ぎている。寝るには早すぎる時間帯だ。
なんかあったのか?
俺が不安になる頃に美奈の携帯は留守電に切り替わるから俺はやっぱりかけ直す。
『もーしもーし…。』
やっと出た携帯からは美奈の寝ぼけたような呑気な声がした。
『だから、遅せぇよ。』
だから俺は自分のイライラをそのまま美奈にぶつけてしまった。

