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永遠に見えた世界
第8章 理解が出来るのか?
1日中、俺は仕事をしてやっと夕方には結城からの定時連絡が来た。
『病院の方は何事の問題もなく要件が済みました。ただ美奈様が通われるエステの方にまで佳代子様が押しかけたようです。』
と俺に報告を入れて来た。俺がまた
『チッ…。』
と舌打ちをしてイラつくと結城は
『ママ様の方には既に伝えてありますが場合によっては店との取引も考えさせて頂くと伝えてあります。』
と報告を続けた。人一倍に気使いが強い結城だからそういう根回しも早いなとか考えながら俺は
『それでいい。佳代子の件は結城に任せる。後は美奈にゴルフ用品の1式全部を揃えてやってくれ。』
と結城には次の指示を出した。ゴルフまでさせる女は美奈が初めてだ。結城は
『ゴルフのお荷物は白浜の方へ運べばよろしいのでしょうか?』
と俺に確認して来る。俺は
『それで頼む。』
と答えた。結城には余計な説明の必要がないから本当に助かる。結城との電話を切ると俺が居た社長室に良二がやって来た。良二はガキみたいに
『優誠だけが女連れで白浜に行くって聞いたぞ。』
と言って拗ねた顔を俺に向けやがる。
男に拗ねられても全然嬉しくねぇよ。
俺はそう思いながら良二に
『悪いか?』
と言って居直ってやる。良二は
『マジかよ!?やっと本気の女か?』
と言い出した。俺は
『本気だ。だからお前にはやらんよ。』
と言ってやる。
『じゃあ、他の女くれよ。』
『佳代子がしつこいからしばらくはママの店には行かねぇよ。』
『優誠って最悪ー、ならば佐伯先輩に頼むか。』
と好き勝手な事を言うだけ言うと良二は社長室から出て行った。俺は家に帰る為に佐伯が運転する車に向かった。俺が車に乗り込むと佐伯が
『良二が拗ねて俺のところに来たぞ。』
と言って笑った。
良二の女好きにも困ったもんだ。
そう考えながら俺は佐伯に
『良二はどうでもいいけど美奈が俺の部屋で飯を作りたいらしい。』
と言ってみた。佐伯は
『んじゃ、明日にでも料理に必要なものは揃えといてやるよ。』
と言う。佐伯は俺の部屋の鍵を持っている。ハウスキーパーが来た時は佐伯が俺の部屋を監督している。掃除の為にと勝手に余計な引き出しを開けられたくないからだ。
『病院の方は何事の問題もなく要件が済みました。ただ美奈様が通われるエステの方にまで佳代子様が押しかけたようです。』
と俺に報告を入れて来た。俺がまた
『チッ…。』
と舌打ちをしてイラつくと結城は
『ママ様の方には既に伝えてありますが場合によっては店との取引も考えさせて頂くと伝えてあります。』
と報告を続けた。人一倍に気使いが強い結城だからそういう根回しも早いなとか考えながら俺は
『それでいい。佳代子の件は結城に任せる。後は美奈にゴルフ用品の1式全部を揃えてやってくれ。』
と結城には次の指示を出した。ゴルフまでさせる女は美奈が初めてだ。結城は
『ゴルフのお荷物は白浜の方へ運べばよろしいのでしょうか?』
と俺に確認して来る。俺は
『それで頼む。』
と答えた。結城には余計な説明の必要がないから本当に助かる。結城との電話を切ると俺が居た社長室に良二がやって来た。良二はガキみたいに
『優誠だけが女連れで白浜に行くって聞いたぞ。』
と言って拗ねた顔を俺に向けやがる。
男に拗ねられても全然嬉しくねぇよ。
俺はそう思いながら良二に
『悪いか?』
と言って居直ってやる。良二は
『マジかよ!?やっと本気の女か?』
と言い出した。俺は
『本気だ。だからお前にはやらんよ。』
と言ってやる。
『じゃあ、他の女くれよ。』
『佳代子がしつこいからしばらくはママの店には行かねぇよ。』
『優誠って最悪ー、ならば佐伯先輩に頼むか。』
と好き勝手な事を言うだけ言うと良二は社長室から出て行った。俺は家に帰る為に佐伯が運転する車に向かった。俺が車に乗り込むと佐伯が
『良二が拗ねて俺のところに来たぞ。』
と言って笑った。
良二の女好きにも困ったもんだ。
そう考えながら俺は佐伯に
『良二はどうでもいいけど美奈が俺の部屋で飯を作りたいらしい。』
と言ってみた。佐伯は
『んじゃ、明日にでも料理に必要なものは揃えといてやるよ。』
と言う。佐伯は俺の部屋の鍵を持っている。ハウスキーパーが来た時は佐伯が俺の部屋を監督している。掃除の為にと勝手に余計な引き出しを開けられたくないからだ。